7-8 通信

重要
  • インターネットに接続すると、コンピューターウイルスや不正アクセスなどさまざまな脅威にさらされます。必ずセキュリティ対策をしてください。
    新たな脅威を防いでパソコンを安全に使うため、パソコンを最新の状態にアップデートしてください。またセキュリティソフトも最新の状態にしてお使いください。

無線LAN

無線LANの電波を発信/停止する方法については、「無線通信機能の電波を発信する/停止する」をご覧ください。

無線LANをお使いになるうえでの注意
無線LANについて
  • このパソコンの無線設備は次の表示の2.4GHz帯を使用しています。
    画像
  • この無線設備は、全帯域を使用し、かつ移動体識別装置の帯域を回避可能です。変調方式としてDSSS変調方式およびOFDM変調方式を採用しており、与干渉距離は40mです。
    1. このパソコンの使用周波数帯では、電子レンジ等の産業・科学・医療用機器のほか工場の製造ライン等で使用されている移動体識別用の構内無線局(免許を要する無線局)および特定小電力無線局(免許を要しない無線局)が運用されています。このパソコンを使用する前に、近くで移動体識別用の構内無線局及び特定小電力無線局が運用されていないことを確認してください。
    2. 万一、このパソコンから移動体識別用の構内無線局に対して電波干渉の事例が発生した場合には、速やかに電波の発射を停止した上、下記の連絡先にご連絡頂き、混信回避のための処置等(例えば、パーティションの設置など)についてご相談してください。
    3. その他、このパソコンから移動体識別用の特定小電力無線局に対して電波干渉の事例が発生した場合など何かお困りのことが起きたときは、「富士通パーソナル製品に関するお問い合わせ窓口」へお問い合わせください。
  • このパソコンは、日本国内での無線規格に準拠し、認定を取得しています。日本国内でのみお使いいただけます。また、海外でご使用になると罰せられることがあります。
  • パソコン本体と通信相手の機器との推奨する最大通信距離は、IEEE 802.11a準拠では見通し15m以内、IEEE 802.11b準拠、IEEE 802.11g準拠では見通し25m以内、IEEE 802.11n準拠、IEEE 802.11ac、IEEE 802.11ax準拠では見通し50m以内となります。ただし、無線LANの特性上、ご利用になる建物の構造・材質、障害物、ソフトウェア、設置状況、電波状況等の使用環境により通信距離は異なります。また、通信速度の低下や通信不能となる場合もありますのであらかじめご了承ください。
  • IEEE 802.11g準拠と IEEE 802.11b準拠の無線LANの混在環境においては、IEEE 802.11g準拠はIEEE 802.11b準拠との互換性をとるため、IEEE 802.11g準拠本来の性能が出ない場合があります。IEEE 802.11g 準拠本来の性能が必要な場合は、IEEE 802.11g準拠とIEEE 802.11b準拠を別のネットワークにし、使用しているチャンネルの間隔を5チャンネル以上あけてお使いください。
  • 電波法の定めによりW56のチャンネルは屋外でご利用になれますが、W52、W53のチャンネルは屋外でご利用になれません(法令で許可された場合を除く)。このパソコンに内蔵の無線LANを5GHz帯でご使用になる場合、特定のチャンネルの電波の発信を停止することはできないため、屋外ではご利用になれません。5GHz帯について詳しくは「5GHz帯のチャンネル(周波数帯)の種類」をご覧ください。
  • 電波法の定めにより、6GHz帯をLPIモードで使用しているときは、屋外でご利用できません。LPIモードは、屋内限定で利用するように設定された出力モードです。
  • 航空機内の使用は、事前に各航空会社へご確認ください。
無線LAN製品ご使用時におけるセキュリティに関する注意
重要
  • お客様の権利(プライバシー保護)に関する重要な事項です。

無線LANでは、LANケーブルを使用する代わりに、電波を利用してパソコンやタブレットなどと無線LANアクセスポイント(ワイヤレスLANステーション、ワイヤレスブロードバンドルーターなど)間で情報のやり取りを行うため、電波の届く範囲であれば自由にLAN接続が可能であるという利点があります。その反面、電波はある範囲内であれば障害物(壁など)を越えてすべての場所に届くため、セキュリティに関する設定を行っていない場合、次のような問題が発生する可能性があります。

  • 通信内容を盗み見られる
    悪意ある第三者が、電波を故意に傍受し、次のような通信内容を盗み見られる可能性があります。
    • IDやパスワードまたはクレジットカード番号などの個人情報
    • メールの内容
  • 不正に侵入される
  • 悪意ある第三者が、無断で個人や会社内のネットワークへアクセスし、次のような行為をされてしまう可能性があります。
    • 個人情報や機密情報を取り出す(情報漏洩)
    • 特定の人物になりすまして通信し、不正な情報を流す(なりすまし)
    • 傍受した通信内容を書き換えて発信する(改ざん)
    • コンピューターウイルスなどを流しデータやシステムを破壊する(破壊)

本来、無線LANアクセスポイントやパソコンに搭載されている無線LANは、これらの問題に対応するためのセキュリティのしくみをもっています。

そのため、別途ご購入された無線LANアクセスポイントなどの無線LAN製品の、セキュリティに関する設定を正しく行うことで、これらの問題が発生する可能性を少なくすることができます。

しかし、無線LANアクセスポイントなどの無線LAN製品は、ご購入時の状態ではセキュリティに関する設定が施されていない場合があります。

上記のようなセキュリティ問題が発生する可能性を少なくするためには、無線LANアクセスポイントなどの無線LAN製品に添付されている取扱説明書に従い、これらの製品のセキュリティに関するすべての設定を必ず行ってください。

なお、無線LANの仕様上、特殊な方法によりセキュリティ設定が破られることもあり得ますので、ご理解のうえ、ご使用ください。

セキュリティの設定などについて、お客様ご自身で対処できない場合には、「富士通パーソナル製品に関するお問い合わせ窓口」までお問い合わせください。

当社では、お客様がセキュリティの設定を行わないで使用した場合の問題を充分理解したうえで、お客様ご自身の判断と責任においてセキュリティに関する設定を行い、製品を使用することをお勧めします。

セキュリティ対策を施さず、あるいは、無線LANの仕様上やむを得ない事情によりセキュリティの問題が発生した場合、当社は、これによって生じた損害に対する責任を負いかねます。

5GHz帯のチャンネル(周波数帯)の種類

5GHz帯を利用した無線LANには、W52、W53、W56という3種類のチャンネル(周波数帯)があります。これは、2007年1月31日および2005年5月16日に総務省により発表された「電波法施行規則の一部を改正する省令」により、5GHz帯のチャンネル(周波数帯)の変更と、新チャンネルの追加が行われたためです。

IEEE 802.11a/b/g/n/ac/ax準拠の無線LANを搭載した機種では、5GHzの周波数帯において、次のチャンネルを使用できます。

  • W52:36(5,180MHz)/40(5,200MHz)/44(5,220MHz)/48(5,240MHz)
  • W53:52(5,260MHz)/56(5,280MHz)/60(5,300MHz)/64(5,320MHz)
  • W56:100(5,500MHz)/104(5,520MHz)/108(5,540MHz)/112(5,560MHz)/116(5,580MHz)/120(5,600MHz)/124(5,620MHz)/128(5,640MHz)/132(5,660MHz)/136(5,680MHz)/140(5,700MHz)/144(5,720MHz)

5GHz帯を使用する場合は、上記チャンネルを利用できる無線 LAN 製品とのみ通信が可能です。

アドホック通信では5GHz帯を使用できません。

Point
  • IEEE 802.11n/axでは、2.4GHz/5GHz両方の周波数帯のチャンネルを使用します。
電波放射の環境への影響
  • このパソコンは、他の高周波デバイス同様に、高周波エネルギーを放出していますが、このパソコンが放出するエネルギーのレベルは、例えば携帯電話のような無線デバイスが放出する電磁エネルギーよりはるかに低く抑えられています。
  • このパソコンは、高周波安全基準および勧告のガイドライン内で動作するため、このパソコンの使用者に対し、安全性を確信しています。本基準および勧告は、科学界の統一見解を反映しており、研究班の審議および広範な研究文献を継続的に調査し解釈する科学者たちの委員会を根本としています。
  • ある状況や環境において、このパソコンの使用は、建物の所有者や団体の責任ある代表者により制限されることがあります。例えば、下記の場合です。
    • 他のデバイスやサービスに対し干渉の危険がある環境での使用
  • 特定の団体や環境(例えば空港)で無線デバイスの使用に適用される方針が明確にわからない場合は、機器の電源を入れる前にこのパソコンの使用許可について各団体などへ問い合わせをしてください。
電波放射の人体への影響

このパソコンから放射される出力パワーは、例えば携帯電話が放射する電波のレベルよりはるかに低くなっています。それでも、このパソコンは、通常の動作中に人間の接触に対し電位が最小限にとどめられるように使用されなくてはなりません。使用中はこのパソコンのアンテナ部分に極力触れないでください。

無線LANアンテナの場所については、「各部の名称と働き」をご覧ください。

無線LANによる通信を行うための注意
  • このパソコンの使用中、特に無線LANで通信中はアンテナ部分に極力触れないでください。通信性能が低下する場合があります。また、このパソコンを設置する場合には、周囲が金属などの導体(電気を通しやすいもの)でできている場所を避けてください。通信性能が低下し、設置環境によっては通信できなくなることがあります。
    無線LANアンテナの場所については、「各部の名称と働き」をご覧ください。
  • このマニュアルに従わずに設定したり使用したりすると、無線通信に有害な干渉を生じることがあります。
  • このパソコンがラジオ、テレビの受信機に有害な干渉を与える原因となっている場合は(このパソコンの電源を入/切することで原因となっているかが判別できます)、次の方法で干渉を取り除くようにしてください。
    • このパソコンと受信機の距離を離す
    • 受信機を接続しているコンセントと別系統回路のコンセントにこのパソコンを接続する
    • 経験のあるラジオ/テレビ技術者に相談する
  • このパソコンの不正な改造は行わないでください。
    不正な改造により発生した、ラジオやテレビへの干渉についての責任は負いません。
  • 近くに他のチャンネルを使用している無線LAN機器がある場合、干渉により本来の性能が出ない場合があります。この場合、他のチャンネルを使用している無線LAN機器と使用しているチャンネルの間隔を空けるように変更して、干渉の影響が最小となるチャンネルでお使いください。それでも解決しない場合は、他のチャンネルを使用している無線LAN機器から3m以上離して干渉の影響が最小となる場所でお使いください。
良好な通信を行うために
  • パソコン本体と通信相手の機器との推奨する最大通信距離は、次のとおりです。

    無線LANの種類[注]

    推奨する最大通信距離

    IEEE 802.11a準拠

    見通し15m以内

    IEEE 802.11b、IEEE 802.11g準拠

    見通し25m以内

    IEEE 802.11n、IEEE 802.11ac、IEEE 802.11ax、IEEE 802.11be準拠

    見通し50m以内

注:お使いの機種により搭載されていない種類もあります。

  • ただし、無線LANの特性上、ご利用になる建物の構造・材質、障害物、アプリ、設置状況、電波状況などの使用環境により通信距離は異なります。また、通信速度の低下や通信不能となる場合もありますのであらかじめご了承ください。
  • パソコン本体は、他の電気機器から離して設置してください。パソコン本体と電源が入った電気機器を近づけていると、正常に通信できなかったり、電気機器の障害になったりすることがあります。正常に通信できない場合は、使用するチャンネルや使用場所を変更してください。特に、電子レンジなどの強い高周波エネルギーを出す機器の使用時は、影響を受けやすく、正常に通信できないことがあります。
  • 放送局や無線機などが近く、正常に通信できないときは、パソコン本体の設置場所を変えてみてください。周囲の電波が強すぎると、正常に通信できないことがあります。
  • このパソコンの無線LANは、Bluetoothワイヤレステクノロジー機器と同じ周波数帯(2.4GHz帯)を使用するため、パソコン本体の近辺でBluetoothワイヤレステクノロジー機器を使用すると電波干渉が発生し、通信速度の低下や接続不能になる場合があります。
  • Bluetoothワイヤレステクノロジー機器との電波干渉を防ぐには、次の対策を行うと、電波の干渉を防ぐことができる場合があります。
    • Bluetoothワイヤレステクノロジー機器とパソコン本体との間は10m以上離して使用する。
    • Bluetoothワイヤレステクノロジー機器の電源を切るか、電波を停止する。
      Bluetoothワイヤレステクノロジー機器のマニュアルをご覧になり、電源を切るか、電波を停止してください(単独で電源を切れないものを除く)。
    • 無線LANの5GHz帯を利用する(ただし利用できるのは法令で許可された場合を除き屋内のみ)。
  • 5GHz帯チャンネルのW53(52~64ch)、W56(100~144ch)では、無線LANアクセスポイントのDFS機能が作動した場合、W53/W56の通信はいったん切断されます。DFS機能により、その無線LANアクセスポイントが再起動した場合は、W53/W56以外のすべての通信もいったん切断されます。
無線LANの仕様

項目

仕様[注1]

ネットワークの種類

IEEE 802.11a準拠、IEEE 802.11b準拠、IEEE 802.11g準拠、IEEE 802.11n準拠、IEEE 802.11ac準拠、IEEE 802.11ax準拠、IEEE 802.11be準拠
(Wi-Fi®準拠)(Wi-Fi CERTIFIED 7TM準拠)[注2]

転送レート
[注3]

IEEE 802.11b準拠

最大11Mbps

IEEE 802.11a/g準拠

最大54Mbps

IEEE 802.11n準拠

最大300Mbps(送信2×受信2接続対応)
[注4]

IEEE 802.11ac準拠

最大1733Mbps(送信2×受信2接続対応)
[注4]

IEEE 802.11ax準拠

最大574Mbps(2.4GHz帯)
最大2402Mbps(5GHz/6GHz帯)(送信2×受信2接続対応)[注4]

IEEE 802.11be準拠

最大688Mbps(2.4GHz帯)

最大2882Mbps(5GHz帯)

最大5764Mbps(6GHz帯)(送信2×受信2接続対応)[注4]

使用周波数
(中心周波数)

2,412~2,484MHz、5,180~5,320MHz、5,500~5,720MHz、5,955~6,415MHz

チャンネル

2.4GHz帯

(IEEE802.11b/g/n/ax準拠)

1~13ch

5GHz帯

(IEEE802.11a/n/ac/ax準拠)

W52(36/40/44/48ch)

W53(52/56/60/64ch)

W56(100/104/108/112/116/120/
124/128/132/136/140/144ch)

6GHz帯(IEEE802.11ax準拠)

1/5/9/13/17/21/25/29/33/37/41/
45/49/53/57/61/65/69/73/77/81/
85/89/93ch

セキュリティ[注5]

SSID(ネットワーク名)

WEP(セキュリティキー(WEPキー):64/128ビット)[注6]

WPA-パーソナル(WPA-PSK)(TKIP/AES)

WPA2-パーソナル(WPA2-PSK)(TKIP/AES)

WPA-エンタープライズ(WPA)(TLS/PEAP)(TKIP/AES)

WPA2-エンタープライズ(WPA2)(TLS/PEAP)(TKIP/AES)

IEEE 802.1X(TLS/PEAP)

WPA3-パーソナル(WPA3-SAE)(AES)

WPA3-エンタープライズ 192ビット(WPA3)(TLS)(AES)

注1: アドホック通信には対応していません。

注2: Wi-Fi®準拠とは、無線LANの相互接続性を保証する団体「Wi-Fi Alliance®」の相互接続性テストに合格していることを示します。

注3: ご利用の環境によって自動で切り替わります。

注4: 以下の帯域幅に対応しています。
・20MHz帯域幅(HT20/VHT20/HE20/EHT20)
・40MHz帯域幅(HT40/VHT40/HE40/EHT40)
・80MHz帯域幅(VHT80/HE80/EHT80)
・160MHz帯域幅(VHT160/HE160/EHT160)
・320MHz帯域幅(EHT320)
上記の帯域幅を利用するには、無線LANアクセスポイントも各帯域幅に対応している必要があります。
無線LANアクセスポイントの設定において各帯域幅の機能を有効にする場合には、周囲の電波状況を確認して他の無線局に電波干渉を与えないことを事前に確認してください。万一、他の無線局において電波干渉が発生した場合には、ただちに各帯域幅の機能を無効にしてください。

注5: IEEE 802.11n、IEEE 802.11ac、IEEE 802.11ax、IEEE 802.11beで接続するためには、セキュリティの暗号化をAESに設定する必要があります。

注6: WEPによる暗号化は上記ビット数で行いますが、ユーザーが設定可能なビット数は固定長24ビットを引いた40ビット/104ビットです。

Bluetoothワイヤレステクノロジー

ここでは、Bluetoothワイヤレステクノロジーを使用する方法について説明しています。

Bluetoothワイヤレステクノロジーとは

Bluetoothワイヤレステクノロジーとは、ヘッドセットやモデム、携帯電話などの周辺機器や他のBluetoothワイヤレステクノロジー搭載のパソコンやタブレットなどに、ケーブルを使わず電波で接続できる技術です。

重要
  • Bluetoothワイヤレステクノロジーをお使いになる場合は、セキュリティの設定をすることをお勧めします。セキュリティの設定をしないと、通信内容を傍受されたり、ネットワークに侵入されたりする危険があります。
Bluetoothワイヤレステクノロジーを使うための設定をする

パソコンとBluetoothワイヤレステクノロジー対応機器を接続するためには、「Bluetoothデバイスの管理」を使用します。

  1. 画像 画像 画像(設定)画像「Bluetoothとデバイス」の順にクリックします。
    Bluetoothの設定画面が表示されます。
    Point
    • Bluetoothワイヤレステクノロジー機器のマニュアルもあわせてご覧ください。それらのマニュアルに設定方法が記載されている場合は、そちらの手順に従ってください。
Bluetoothワイヤレステクノロジーの特長

このパソコンのBluetoothワイヤレステクノロジーの主な特長は次のとおりです。なお、すべてのBluetoothワイヤレステクノロジー機器に接続可能なことを保証するものではありません。

規格:Bluetooth v5.4準拠[注1]

出力:Class1

最大通信速度:2.1Mbps[注2]

与干渉距離:80m

注1: これ以前の規格に準拠した機器と接続が可能です。

注2: 実際の通信速度はお使いの環境により異なります。

必要なものを用意する
  • Bluetoothワイヤレステクノロジー機器
    Bluetoothワイヤレステクノロジーを利用してパソコンと接続する機器です。お使いのパソコンに搭載されているBluetoothワイヤレステクノロジーの規格に対応したものをご用意ください。なお、Bluetoothワイヤレステクノロジー機器には次のようなものがあります。お使いになる目的に応じてご用意ください。
    • キーボード
    • マウス
    • プリンター
    • ヘッドセット
    • 携帯電話
  • Bluetoothワイヤレステクノロジー機器のマニュアル
    お使いになるBluetoothワイヤレステクノロジー機器によって設定方法が異なる場合があります。必ずBluetoothワイヤレステクノロジー機器のマニュアルもご覧ください。
重要
  • ペアリングコード(PINまたはパスコード)について
    • パソコンとBluetoothワイヤレステクノロジー機器の接続(ペアリング)設定をするときには、機器によっては「ペアリングコード(PINまたはパスコード)」が必要になる場合があります。
    • 「ペアリングコード(PINまたはパスコード)」については、Bluetoothワイヤレステクノロジー機器のマニュアルをご覧ください。
  • プロファイルについて
    • Bluetoothワイヤレステクノロジーには「プロファイル」という仕様があり、同じプロファイルをもつBluetoothワイヤレステクノロジー機器どうしを接続し、そのプロファイルの機能を使用することができます。
    • このパソコンには、このパソコンがサポートしているプロファイルに対応したBluetoothワイヤレステクノロジー機器を使用することができます。このパソコンがサポートしているプロファイルは次のとおりです。
      HID、HCRP、DUN、SPP、OPP、PAN、A2DP、AVRCP、HFP、HOGP

Bluetoothワイヤレステクノロジーをお使いになるうえでの注意

ここでは、Bluetoothワイヤレステクノロジーをお使いになるうえで注意していただきたいことについて説明しています。

Bluetoothワイヤレステクノロジーについて
  • このパソコン無線設備は次の表示の2.4GHz帯を使用しています。
    画像
    この無線設備は、全帯域を使用し、かつ移動体識別装置の帯域を回避不可です。変調方式としてFHSS変調方式を採用しており、与干渉距離は80mです。
  • このパソコンの使用周波数帯では、電子レンジ等の産業・科学・医療用機器のほか工場の製造ライン等で使用されている移動体識別用の構内無線局(免許を要する無線局)および特定小電力無線局(免許を要しない無線局)が運用されています。
    1. このパソコンを使用する前に、近くで移動体識別用の構内無線局および特定小電力無線局が運用されていないことを確認してください。
    2. 万一、このパソコンから移動体識別用の構内無線局に対して電波干渉の事例が発生した場合には、速やかに電波の発射を停止した上、下記の連絡先にご連絡頂き、混信回避のための処置等(例えば、パーティションの設置など)についてご相談してください。
    3. その他、このパソコンから移動体識別用の特定小電力無線局に対して電波干渉の事例が発生した場合など何かお困りのことが起きたときは、次の連絡先へお問い合わせください。
      連絡先:「富士通パーソナル製品に関するお問い合わせ窓口」
  • このパソコンは、日本国内での無線規格に準拠し、認定を取得しています。日本国内でのみお使いいただけます。また、海外でご使用になると罰せられることがあります。
  • パソコン本体と通信相手の機器との推奨する最大通信距離は、見通し10m以内です。ただし、Bluetoothワイヤレステクノロジーの特性上、ご利用になる建物の構造・材質、障害物、ソフトウェア、設置状況、電波状況等の使用環境により通信距離は異なります。また、通信速度の低下や通信不能となる場合もありますのであらかじめご了承ください。
  • 航空機内の使用は、事前に各航空会社へご確認ください。
Bluetoothワイヤレステクノロジーご使用時におけるセキュリティに関する注意
重要
  • お客様の権利(プライバシー保護)に関する重要な事項です。

Bluetoothワイヤレステクノロジーでは、電波を利用して周辺機器や他のパソコンやタブレットとの間で情報のやり取りを行うため、電波の届く範囲であれば自由に接続が可能であるという利点があります。

その反面、電波はある範囲内であれば障害物(壁など)を越えてすべての場所に届くため、セキュリティに関する設定を行っていない場合、以下のような問題が発生する可能性があります。

  • 通信内容を盗み見られる
    悪意ある第三者が、電波を故意に傍受し、IDやパスワード、その他の個人情報などの通信内容を盗み見る可能性があります。
  • 不正に使用される
    悪意ある第三者が、無断で個人や会社内の周辺機器やパソコンへアクセスし、次の行為をされてしまうおそれがあります。
    • 個人情報や機密情報を取り出す(情報漏洩)
    • 特定の人物になりすまして通信し、不正な情報を流す(なりすまし)
    • 傍受した通信内容を書き換えて発信する(改ざん)
    • コンピューターウイルスなどを流しデータやシステムを破壊する(破壊)

このパソコンおよび一部の周辺機器や他のパソコンやタブレットに内蔵されているBluetoothワイヤレステクノロジーは、これらの問題に対応するためのセキュリティのしくみをもっています。

そのため、別途ご購入されたBluetoothワイヤレステクノロジー搭載の周辺機器や他のパソコンやタブレットがセキュリティのしくみをもっている場合、セキュリティに関する設定を正しく行うことで、これらの問題が発生する可能性を少なくすることができます。しかし、Bluetoothワイヤレステクノロジー内蔵の周辺機器や他のパソコンやタブレットは、ご購入時の状態ではセキュリティに関する設定が施されていない場合があります。上記のようなセキュリティ問題が発生する可能性を少なくするためには、周辺機器や他のパソコンやタブレットに添付されている取扱説明書に従い、これらの製品のセキュリティに関するすべての設定を必ず行ってください。

なお、Bluetoothワイヤレステクノロジーの仕様上、特殊な方法によりセキュリティ設定が破られることもあり得ますので、ご理解のうえ、ご使用ください。

セキュリティの設定などについては、次のQ&Aをご覧ください。

当社では、お客様がセキュリティの設定を行わないで使用した場合の問題を充分理解したうえで、お客様ご自身の判断と責任においてセキュリティに関する設定を行い、製品を使用することをお勧めします。

セキュリティ対策を施さず、あるいは、Bluetoothワイヤレステクノロジーの仕様上やむを得ない事情によりセキュリティの問題が発生した場合、当社は、これによって生じた損害に対する責任を負いかねます。

Bluetoothワイヤレステクノロジーによる通信を行うための注意
  • このパソコンのBluetoothワイヤレステクノロジー用アンテナは、パソコン本体に内蔵されています。
  • このパソコンの使用中、特にBluetoothワイヤレステクノロジーの通信中はアンテナ部分に極力触れないでください。通信性能が低下する場合があります。また、パソコン本体を設置する場合には、周囲が金属などの導体(電気を通しやすいもの)でできている場所を避けてください。通信性能が低下し、設置環境によっては通信できなくなることがあります。Bluetoothワイヤレステクノロジー用アンテナの場所については、「各部の名称と働き」をご覧ください。
  • パソコン本体と通信相手の機器との推奨する最大通信距離は、見通し10m以内です。
  • ただし、Bluetoothワイヤレステクノロジーの特性上、ご利用になる建物の構造・材質、障害物、アプリ、設置状況、電波状況などの使用環境により通信距離は異なります。また、通信速度の低下や通信不能となる場合もありますのであらかじめご了承ください。
  • パソコン本体は、他の電気機器から離して設置してください。パソコン本体と電源が入った電気機器を近づけていると、正常に通信できなかったり、電気機器の障害になったりすることがあります。正常に通信できない場合は、使用場所を変更してください。特に、電子レンジなどの強い高周波エネルギーを出す機器の使用時は、影響を受けやすく、正常に通信できないことがあります。
  • 放送局や無線機などが近く、正常に通信できないときは、パソコン本体の設置場所を変えてみてください。周囲の電波が強すぎると、正常に通信できないことがあります。
  • BluetoothワイヤレステクノロジーはIEEE 802.11b、IEEE 802.11gやIEEE 802.11nの2.4GHz帯規格の無線LANと同じ周波数帯の電波を使用します。そのため、ご使用の状態によっては無線LANとBluetoothワイヤレステクノロジーの電波が干渉し、他のパソコンやタブレットなどとの通信速度が低下したり、Bluetoothワイヤレステクノロジーで接続したワイヤレスヘッドホンなどの音質が悪くなったりする場合があります。
  • 無線LAN機器との電波干渉を防ぐには、次の対策を行うと、電波の干渉を防ぐことができる場合があります。
    • 無線LAN機器とパソコン本体との間は10m以上離して使用する。
    • 無線LAN機器の電源を切る。
    • 無線LAN機器の電波を停止する。
    • 無線LANの5GHz帯、または6GHz帯を利用する。
  • このパソコンにUSBアダプタ型などの他のBluetoothワイヤレステクノロジー機器を取り付けて、同時に使用しないでください。
電波放射の環境への影響
  • このパソコンは、他の高周波デバイス同様に、高周波エネルギーを放出していますが、このパソコンが放出するエネルギーのレベルは、例えば携帯電話のような無線デバイスが放出する電磁エネルギーよりはるかに低く抑えられています。
  • このパソコンは、高周波安全基準および勧告のガイドライン内で動作するため、このパソコンの使用者に対し、安全性を確信しています。本基準および勧告は、科学界の統一見解を反映しており、研究班の審議および広範な研究文献を継続的に調査し解釈する科学者たちの委員会を根本としています。
  • ある状況や環境において、このパソコンの使用は、建物の所有者や団体の責任ある代表者により制限されることがあります。例えば、下記にあげる場合です。
    • 他のデバイスやサービスに対し干渉の危険がある環境での使用
  • 特定の団体や環境(例えば空港)で無線デバイスの使用に適用される方針が明確にわからない場合は、機器の電源を入れる前にこのパソコンの使用許可について問い合わせをしてください。
電波放射の人体への影響
  • このパソコンから放射される出力パワーは、例えば携帯電話が放射する電波のレベルよりはるかに低くなっています。それでも、このパソコンは、通常の動作中に人間の接触に対し電位が最小限にとどめられるように使用されなくてはなりません。使用中はこのパソコンのアンテナ部分に極力触れないでください。
干渉に関する注意
  • このマニュアルに従わずに設定したり使用したりすると、無線通信に有害な干渉を生じることがあります。
  • このパソコンがラジオ、テレビの受信機に有害な干渉を与える原因となっている場合は(このパソコンの電源を入/切することで原因となっているかが判別できます)、次の方法で干渉を取り除くようにしてください。
    • パソコン本体と受信機の距離を離す
    • 受信機を接続しているコンセントと別系統回路のコンセントにこのパソコンを接続する
    • 経験のあるラジオ/テレビ技術者に相談する
  • このパソコンの不正な改造は行わないでください。
    不正な改造により発生した、ラジオやテレビへの干渉についての責任を負いません。

無線通信機能の電波を発信する/停止する

パソコンに搭載されている無線LANやBluetoothワイヤレステクノロジーなどの無線通信機能の電波を発信/停止する方法について説明します。

病院や飛行機内、その他電子機器使用の規制がある場所では、あらかじめ無線通信機能の電波を停止してください。

無線通信機能の電波の発信/停止には、次の2つの方法があります。

  • すべての無線通信機能の電波を発信/停止する
    パソコンに搭載されている、すべての無線通信機能の電波を発信/停止します。
  • 特定の無線通信機能の電波だけを発信/停止する
    すべての無線通信機能の電波が発信されている状態で、特定の無線通信機能の電波の発信/停止だけを切り替えます。例えば、無線LANの電波は発信したまま、Bluetoothワイヤレステクノロジーの電波を停止したいときなどに便利です。
すべての無線通信機能の電波を発信/停止する

機内モードという機能を「オン」「オフ」することで、パソコンに搭載されている、すべての無線通信機能の電波を発信/停止します。

ただし、機内モードの「オン」「オフ」に対し、無線LANとBluetoothの状態(オン/オフ)を個別に設定できます。

機内モードの「オン」「オフ」を切り替える

画像を押すたびに機内モードの「オン」「オフ」が切り替わります。

  • 機内モードがオン:すべての無線通信機能の電波を停止する
  • 機内モードがオフ:すべての無線通信機能の電波を発信する
Point
  • F Lock機能をオンにしている場合は、 画像を押しながら画像を押してください(「各部の名称と働き」-「キーボード」)。
  • 機内モードがオフでも電波が停止している場合があります。
    電波の発信/停止の状態は、「特定の無線通信機能の電波だけを発信/停止する」の手順で表示される画面で確認できます。
機内モードの「オン」「オフ」に対し、無線LANとBluetoothの状態(オン/オフ)を個別に設定する

「機内モード」の「オン」「オフ」のとき、それぞれに対し、無線LANとBluetoothの状態(オン/オフ)が保持されます。

例:
「機内モード」が「オン」のときに、「Bluetooth」を「オン」にすると、その後「機内モード」を「オン」にしたときは、「Bluetooth」は「オン」のままです。

「機内モード」が「オン」のときに「Bluetooth」を「オフ」にしたい場合は、「機内モード」が「オン」のときに「Bluetooth」を「オフ」にします。

同様に「機内モード」が「オフ」のときに「Bluetooth」(オン/オフ)を変更すると、その状態が保持されます。

特定の無線通信機能の電波だけを発信/停止する
  1. 画面右下の画像をクリックします。
  2. 「クイック設定」が表示されたら、発信/停止したい機能をクリックします。
    画像
    1. 無線LANを発信/停止したいときにクリックします。オンのときはアクセントカラーになります。
    2. 無線LANの設定画面が表示されます。異なるネットワーク名の無線LANに切り替えるときなどにクリックします。
    3. Bluetoothを発信/停止したいときにクリックします。発信されているときはアクセントカラーになります。
    4. クリックすると機内モードのオン/オフを切り替えられます。オンのときはアクセントカラーになり、⑤も連動して画像に変わります
    Point
    • アクセントカラーは、画像 画像 画像(設定)画像「個人用設定」の順にクリックし、「色」をクリックすると確認や変更ができます。