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  5. マナー違反していませんか?知っているようで知らないメールのマナー(1/2)

最低限守りたい5つのマナー

メールを書くときに「これだけは注意してみよう」というマナーを5つご紹介します。

操作説明のメールソフトとして、Windows 7にプレインストールされている「Windows Live メール」を使用していますが、「Outlook」や「Windows メール」など、他のソフトでもメールのマナーは基本的に同じです。

1.大きなサイズのファイルをメールで送らない

画像やWordの文書など、ファイルをメールに添付して送信する場合、添付するファイルのサイズ(大きさ)に気をつけましょう。特にデジタルカメラで撮った写真の画像は、ファイルサイズが比較的大きくなる傾向があります。

メールでスムーズに送受信できるファイルサイズは、インターネット回線にもよりますが、約1MB程度と考えると良いでしょう。動画などは、1MBを超えることがほとんどなので、添付ファイルとして送付することはお勧めしません。

ファイルサイズを確認するには、添付したいファイルが保存されているフォルダーを開き、ファイル名にマウスポインターを合わせます。

サイズが大きいファイルをメールで送信する方法については、次のQ&Aをご覧ください。

画像にマウスポインターを合わせている画面イメージ

[ピクチャ]フォルダー内のサンプルピクチャを表示して、画像にマウスポインターを合わせてみましょう。ファイルサイズが表示されます。

画像のファイルサイズを表示している画面イメージ

ファイルサイズが1MB以下です。画像ファイルで1MBを超える画像は、ペイントなどの画像処理ソフトウェアでサイズを小さくします。

動画のファイルサイズを表示している画面イメージ

上記のサンプルビデオはサイズが25MBです。動画や音楽のファイルはファイルサイズが大きくなりがちです。メールでの添付には向きません。

2.宛先、CC、BCCを使い分ける

メールを作成するとき、送信先のメールアドレスは、「宛先」欄に入力するのが基本です。しかし、この「宛先」と、「CC」「BCC」を上手く使い分けると、メールの重要度や知人のメールアドレスの情報保護などに配慮したメールの送信ができます。

「CC」とは写しを送る送信先(Carbon Copyの略)のことであり、「BCC」は他の送信者に隠して写しを送る送信先(「Blind Carbon Copy」の略) のことです。

例えば、グループ内で「鎌倉に行こう」というイベントの企画があり、その参加者に集合時間についてのメールを送る場合を考えてみましょう。イベントには参加しなくても内容を知っておいて欲しいグループの代表者にも、参考までにメールを送ることにします。

この場合、まず「宛先」には、イベントに参加するメンバーのメールアドレスを入れます。そして「CC」に、グループの代表者のメールアドレスを入力します。これにより、「CC」でメールを受け取ったグループの代表者に、「参考のために写しを送った」という送信者の意図を伝えることができます。

「宛先」や「CC」欄は、入力したメールアドレスが送付先にすべて表示されます。一方、「BCC」欄に入力されたメールアドレスは送付先に表示されません。メンバー同士が知り合いではない場合や、誰にメールを送ったのか知られたくない場合は、「BCC」を利用するとよいでしょう。

内容を伝えたい相手には「宛先」に、参考程度に伝えたい相手に「CC」で、送信者の意図を伝えているイメージ画像

グループ内で「鎌倉に行こう」というイベントがあり、参加者は「宛先」に、参加しないグループ代表者には「CC」でイベントの用件を伝えます。

「BCC」を利用して、メールアドレスが送付先に表示されないようにしているイメージ画像

お互いに面識がない人がイベントに参加する場合、お知らせを送付するには「宛先」に自分のアドレス、「BCC」 に参加者のアドレスを入力します。メールアドレスの変更を多数の人に一度に知らせるときなどにも有効です。

「CCとBCCの表示」をクリックしている画面イメージ

「メッセージの作成」画面の右上「CCとBCCの表示」をクリックします。

次へ

「CC」と「BCC」が表示され、「宛先」と同じように「CC」に送信先を指定している画面イメージ

「CC」と「BCC」が表示されました。「宛先」と同じように送信先を指定します。

「BCC」を使う場合は、「宛先」に自分自身を指定し、BCCの欄に知らせたい相手を指定している画面イメージ

BCCを使う場合は、「宛先」に自分自身を指定し、BCCの欄に知らせたい相手を指定します。

BCCを使って送付されたメールの画面イメージ

BCCを使って送付されたメールです。受信したメールを見ても、誰に送付されたかわかりません。

3.テキスト形式でメールを送る

メールの形式には大きく分けて「テキスト形式」と「HTML形式」があります。Windows Live メールでは既定値の「テキスト形式」でメールが作成されます。メールはテキスト形式で送信するのが基本マナーです。

HTML形式のメールでは、文字に飾りを設定できたり、写真や画像をメール上に表示したりと、表現力豊かなメールができるのですが、稀(まれ)にウイルスを伴ったメールとなってしまったり、相手先のインターネット回線の速さによってはメールの表示に時間がかかってしまったりすることもあります。また、相手側のメールソフトの設定によっては、正しく表示されない場合もあります。

メール本文を飾る必要がなければ、「テキスト形式」で作成して送付をしましょう。

Windows Live メールでテキスト形式のメールを表示している画面イメージ

Windows Live メールで「新規作成」を選択すると、テキスト形式のメールになります。

Windows Live メールでHTML形式のメールを表示している画面イメージ

[書式]メニューの[リッチテキスト(HTML)]を選択すると、HTML形式のメールになります。絵文字や図、文字の書式などを設定できますが、その分メールサイズが大きくなります。

顔文字を使って、コミュニケーション力アップ!

「顔文字」とは、パソコンの文字や記号を使って、「顔」の表情を表す文字(の集まり)で、文章にちょっとした感情を付け加えるときに利用できます。日本語の顔文字の場合、「(   )」(括弧)を顔の外側のラインで表し、その中に「目」や「鼻」「口」を付け加えたり、顔の外に「手」を追加したり、感情を表す「!」「?」などの記号を付け加えたりするなど、さまざまな顔文字が使われています。よく利用されている顔文字の表情を見てみましょう。

「代表的な顔文字」のイメージ画像

代表的な顔文字です。顔文字を用いるとメールの文章が柔らかくなります。

顔文字を入力をしたメールの画面イメージ

顔文字が入ることで、文字だけよりも感情が伝わりやすいメリットがあります。

顔文字の入力方法をご紹介します。お使いの機種によって、設定方法が異なりますので、ご注意ください。
ここではWindows 7を使って説明します。

言語バーの[般]-[話し言葉優先]をクリックしている画面イメージ

言語バーの[般]をクリックして、[話し言葉優先]をクリックします。

さまざまな顔文字が表示されている画面イメージ

「かお」と入力して、[変換]キーを何回か押すと、さまざまな顔文字が表示されます。

顔文字は使っていると楽しいのですが、あまりに使いすぎると文章が幼稚に見えてしまうことがあります。何ごとも「ほどほど」が楽しく、心地良いようです。メールコミュニケーションの楽しいツールとしてお使いください。