「マナー」とは、お互いに気持ち良く過ごすためのお約束です。日常生活と同じように、メールにもマナーがあります。
例えば、旅先やグループの集まりなどで撮った思い出の写真を友人にメールで送るとき。または、複数の人を宛先に入れてメールを送るとき。
あなたは知らず知らずのうちにマナー違反を犯しているかもしれません。
メールの送受信ができるようになったら、マナーにも気を配ってみましょう。
メールでのコミュニケーションがさらにスムーズになります。
公開日2010年7月14日
※ 掲載内容は公開当時のものであり、最新情報と異なる場合があります。
※ Windows Live メールは2017年1月にマイクロソフト社での提供が終了しました。
メールを書くときに「これだけは注意してみよう」というマナーを5つご紹介します。
操作説明のメールソフトとして、Windows 7にプレインストールされている「Windows Live メール」を使用していますが、「Outlook」や「Windows メール」など、他のソフトでもメールのマナーは基本的に同じです。
画像やWordの文書など、ファイルをメールに添付して送信する場合、添付するファイルのサイズ(大きさ)に気をつけましょう。特にデジタルカメラで撮った写真の画像は、ファイルサイズが比較的大きくなる傾向があります。
メールでスムーズに送受信できるファイルサイズは、インターネット回線にもよりますが、約1MB程度と考えると良いでしょう。動画などは、1MBを超えることがほとんどなので、添付ファイルとして送付することはお勧めしません。
ファイルサイズを確認するには、添付したいファイルが保存されているフォルダーを開き、ファイル名にマウスポインターを合わせます。
サイズが大きいファイルをメールで送信する方法については、次のQ&Aをご覧ください。
メールを作成するとき、送信先のメールアドレスは、「宛先」欄に入力するのが基本です。しかし、この「宛先」と、「CC」「BCC」を上手く使い分けると、メールの重要度や知人のメールアドレスの情報保護などに配慮したメールの送信ができます。
「CC」とは写しを送る送信先(Carbon Copyの略)のことであり、「BCC」は他の送信者に隠して写しを送る送信先(「Blind Carbon Copy」の略) のことです。
例えば、グループ内で「鎌倉に行こう」というイベントの企画があり、その参加者に集合時間についてのメールを送る場合を考えてみましょう。イベントには参加しなくても内容を知っておいて欲しいグループの代表者にも、参考までにメールを送ることにします。
この場合、まず「宛先」には、イベントに参加するメンバーのメールアドレスを入れます。そして「CC」に、グループの代表者のメールアドレスを入力します。これにより、「CC」でメールを受け取ったグループの代表者に、「参考のために写しを送った」という送信者の意図を伝えることができます。
「宛先」や「CC」欄は、入力したメールアドレスが送付先にすべて表示されます。一方、「BCC」欄に入力されたメールアドレスは送付先に表示されません。メンバー同士が知り合いではない場合や、誰にメールを送ったのか知られたくない場合は、「BCC」を利用するとよいでしょう。
グループ内で「鎌倉に行こう」というイベントがあり、参加者は「宛先」に、参加しないグループ代表者には「CC」でイベントの用件を伝えます。
お互いに面識がない人がイベントに参加する場合、お知らせを送付するには「宛先」に自分のアドレス、「BCC」 に参加者のアドレスを入力します。メールアドレスの変更を多数の人に一度に知らせるときなどにも有効です。
メールの形式には大きく分けて「テキスト形式」と「HTML形式」があります。Windows Live メールでは既定値の「テキスト形式」でメールが作成されます。メールはテキスト形式で送信するのが基本マナーです。
HTML形式のメールでは、文字に飾りを設定できたり、写真や画像をメール上に表示したりと、表現力豊かなメールができるのですが、稀(まれ)にウイルスを伴ったメールとなってしまったり、相手先のインターネット回線の速さによってはメールの表示に時間がかかってしまったりすることもあります。また、相手側のメールソフトの設定によっては、正しく表示されない場合もあります。
メール本文を飾る必要がなければ、「テキスト形式」で作成して送付をしましょう。
「顔文字」とは、パソコンの文字や記号を使って、「顔」の表情を表す文字(の集まり)で、文章にちょっとした感情を付け加えるときに利用できます。日本語の顔文字の場合、「( )」(括弧)を顔の外側のラインで表し、その中に「目」や「鼻」「口」を付け加えたり、顔の外に「手」を追加したり、感情を表す「!」「?」などの記号を付け加えたりするなど、さまざまな顔文字が使われています。よく利用されている顔文字の表情を見てみましょう。
顔文字の入力方法をご紹介します。お使いの機種によって、設定方法が異なりますので、ご注意ください。
ここではWindows 7を使って説明します。
顔文字は使っていると楽しいのですが、あまりに使いすぎると文章が幼稚に見えてしまうことがあります。何ごとも「ほどほど」が楽しく、心地良いようです。メールコミュニケーションの楽しいツールとしてお使いください。