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  5. Blu-rayからUSBフラッシュメモリまで。記録メディアの特徴を知って上手に使い分けよう!(2/3)

たくさんのファイルを安価に記録できる光ディスク

容量あたりの価格が安く、コンパクトで保存しやすいのが特徴

光ディスクとは、CDやDVD、Blu-ray Discのように、ディスクにレーザー光線でデータを記録し、読み取る記録メディアを総称したものです。はじめに、記録のみ可能(消去や書き換えはできない)なCDである「CD-R」、そして、消去や書き換えもできる「CD-RW」が登場しました。その後、CDよりも大容量の記録が可能な「DVD-R/RW」、さらに大容量のBlu-ray Discである「BD-R/RE」が登場しています。

様々な容量の光ディスクのイメージ画像

種類 容量 記録のみ可能 記録/書き換え可能
CD 700MB(約0.7GB) CD-R CD-RW
DVD 4.7GB DVD-R DVD-RW
Blu-ray Disc 25/50GB BD-R BD-RE

(注)これ以外の容量をもつ製品もあります

記録だけが可能なタイプと比べて、書き換え可能なタイプはやや値段が高くなります。作業中のファイルなど、頻繁に書き換えが発生するファイルには次ページで紹介するフラッシュメモリーのほうが有効でしょう。

ふだんの記録にはCD-R/RW

価格が安く、通常の利用には充分な容量

CD-Rは、1枚あたりの販売価格が50円程度(注)と、安いことが特徴です。700MBという容量は他の記録メディアと比べると大きくはありませんが、ワードやエクセルの文書のほとんどは数十〜数百KBなので1000ファイル以上、デジタルカメラの写真は高画質のものでも1枚あたり5MB程度なので、およそ140枚ほど記録できます。

各種文書ファイルや、1、2日程度の短い旅行で撮影した写真をバックアップしたり、受け渡しのためにファイルを記録したりする場合には、最適の記録メディアです。

「TDK CD-R 700MB 48X インクジェットプリンタ対応ホワイトワイド 薄型5mmケース1枚入X10枚入り CD-R80PWDX10B」のイメージ画像

CD-R/RWは、価格の安さが長所です。

画像や動画をまとめて記録するならDVD-R/RW

1000枚の写真をまとめて保存。動画の記録にも活躍

一般的なDVD-R(片面一層)は、CD-Rの6倍以上となる4.7GBの容量があり、デジタルカメラの写真1枚の容量が5MBだとすると、1000枚近くの写真が1枚のDVDに記録できます。
一方で、DVD-R1枚あたりの価格は150円程度(注)と、CD-Rよりも高くなりますが、容量あたりの価格ではCD-Rよりも安くなります。

CD-R/RWでは動画を記録しようとすると容量がかなり厳しくなりますが、DVD-R/RWであれば、充分に記録が可能です。動画ファイルのサイズは、記録方式や画質の設定により大幅に上下しますが、標準画質の動画(テレビのアナログ放送や、ビデオカメラの「SD」または「標準」画質で撮影した動画)では、2時間程度の録画が可能です。ハイビジョン動画(地上デジタル放送やハイビジョンビデオカメラで撮った映像)の場合はファイルサイズが大きいため、最大でも数十分程度の記録となります。

「TDK TDK 日本製 DVD-R 16倍速 インクジェットプリンタ対応(ホワイト) 5mmケース入り 10枚 DR47PWC10S」のイメージ画像

DVD-R/RWは、現在の標準的な光ディスクだといえます。

高画質動画の記録や、大量な写真の保存にはBD-R

地デジ番組の保存にも最適な大容量

一般的なBD-R(1層)は25GBの容量があり、倍となる50GBの容量をもつ製品(2層)もあります。価格は25GBの製品で500円程度(注)となり、容量あたりの価格としてはDVD-Rより安くなります。

長時間のハイビジョン動画の記録も可能で、25GBのBD-R(録画用)では、約180分の地デジ番組を記録できます。5MBの写真ならば、25GBの容量に約5000枚記録できます。

BD-R/REの現時点での難点は、利用できるドライブがまだ充分に普及していないことです。そのため、受け渡しに利用する場合は事前に相手に「Blu-ray Discのドライブはありますか?」と確認したほうがいいでしょう。

(注)各メディアの価格は2011年4月現在の、アット・ニフティストア for AzbyClubにおける国内有名ブランド製品の標準的な価格(AzbyClub調べ)

「パナソニックBlu-rayディスク50GBプリンタブル5枚 LM-BR50LDW5」のイメージ画像

BD-R/REは大容量が魅力ですが、受け渡しに利用する場合はドライブの有無を確認したほうがいいでしょう。

それぞれのメディアで容量がどのくらい違うかを比べて見よう

光ディスクの使い分けについて解説しましたが、それぞれの容量がどのように違うか、図で見てみましょう。1枚のBD-Rは、DVD-Rにして約5枚分、CD-Rならば約35枚分と、非常に容量が大きくなっていくことがわかります。また、25GBを越えるような大きなファイルを扱うときには、1TBの外付けハードディスクを利用するとBD-R約40枚分が記録できる計算になります。

BD-R(25GB)1枚分と、DVD-R(4.7GB)5枚分と、CD-R(700MB)35枚分の合計容量が同等のイメージ画像

外付けハードディスク(1TB)1台分と、BD-R(25GB)40枚分の合計容量が同等のイメージ画像