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  5. かしこく省エネ!パソコンの電力消費を下げて暑い夏を乗り切ろう!(1/2)

使い方を見直すだけで節電できる

使わないアプリケーションは閉じておく

パソコンを起動して使っているとき、実は消費電力は一定ではありません。例えば、たくさんのアプリケーションを起動していると、CPUの負担が大きくなって、消費電力も上がるのです。ちょっとしたことですが、ふだんから使わないアプリケーションは終了して、CPUの負担を下げるように心がけてみてください。

使用しているペイント以外にも、他のアプリケーションが、背後に開いたままになっている画面イメージ

使用しているのはペイントだけですが、さっきまで使っていたアプリケーションが、背後に開いたままになっています。

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「ペイント」だけを起動している画面イメージ

使わないアプリケーションはすべて閉じてみました。CPUの負担が下がるのはもちろん、パソコンの動作速度も向上します。

使わないときにはシャットダウンやスリープ

パソコンを使わないときには、「シャットダウン」をして電源を落としておくと、効果的な節電対策になります。しかし、パソコンを起動するときには、一時的にですが大きな電力が必要です。そのため、あまり頻繁にシャットダウンと起動を繰り返すことは、かえって電力を消費してしまうので、オススメできません。短い時間にパソコンの前を離れるだけなら、「スリープ」を選択するようにしましょう。マイクロソフト社の発表によると、Windows 7を搭載するデスクトップパソコンの場合、シャットダウンとスリープを使い分ける目安は100分です。パソコンを100分以内にまた使用するときは「スリープ」、100分以上使用しないときは「シャットダウン」を選ぶようにしましょう。

時間の目安は、デスクトップパソコンとノートパソコン、OSの種類によって異なります。詳しくは下の表をご参照ください。

Windows XP デスクトップ 105分
Windows Vista デスクトップ 80分
Windows 7 デスクトップ 100分
Windows XP ノート 40分
Windows Vista ノート 90分
Windows 7 ノート 110分

「スリープ」を選択している画面イメージ

「スタート」ボタンをクリックし、「シャットダウン」の右にある三角マークをポイントすると、「スリープ」を選択できます。

ノートパソコンにACアダプタをつなぎっぱなしにしない

ノートパソコンにACアダプタをつなぐと、すぐにノートパソコン内のバッテリに充電がはじまります。そのおかげで、ACアダプタを外した状態でも充電されたバッテリの電力を使って、パソコンを使うことができます。しかし、ノートパソコンを机の上に置いているときに、ずっとACアダプタをつなぎっぱなしにする使い方は、節電という観点では、オススメできません。
パソコンを使わなくても、バッテリの電力は自然に少しずつ減っていきます。そのため、ACアダプタをノートパソコンにつないだままにしていると、ほんの少しの充電をひたすら繰り返すことになるため、長時間そのままにしておくと電力消費が大きくなります。しっかり充電できたらACアダプタを外すようにしておきましょう。つないだままの状態で電力使用をストップできるスイッチ付きの電源タップを使うのも便利です。

スイッチ付きのコンセントを利用しているイメージ画像

充電できたらACアダプタを外すか、スイッチ付きのコンセントでオフにしておきましょう。

Windowsの電源プランで省電力化

Windows 7では「電源プラン」の機能があります。通常は、パソコンのパフォーマンスと電力消費のバランスを考えたプランに設定されていますが、電力消費を下げたいときや、長時間ノートパソコンを持ち歩きたいときなどには、「省電力」の設定が選択できます。また、ディスプレイの明るさやパソコンを使っていないときに、自動的にスリープ状態になるまでの時間を個別に設定すると、さらに節電することも可能です。

「システムとセキュリティ」を選択している画面イメージ

スタートメニューから「コントロールパネル」を起動し、「システムとセキュリティ」を選択します。

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「電源オプション」をクリックしている画面イメージ

「システムとセキュリティ」で「電源オプション」をクリックします。

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「省電力」を選択している画面イメージ

初期設定では「バランス(推奨)」が選択されています。電力消費を下げたいときには、「省電力」を選択します。

「省電力」の「プラン設定の変更」を選択すると、さらに詳細な設定ができます。ノートパソコンの場合には、「バッテリ駆動」と「電源に接続」それぞれの設定が行えます。

「プラン設定の変更」をクリックしている画面イメージ

「プラン設定の変更」をクリックします。

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設定を変更し、「変更の保存」をクリックしている画面イメージ

ここでは詳細な設定を、画面のとおりにしました。変更したら、「変更の保存」をクリックしましょう。

プラン設定の各項目は、次のような意味があります。利用状況に合わせて調整してみましょう。

  • ディスプレイを暗くする
    パソコンの操作をしない状態で、設定した時間が経過すると、ディスプレイの表示が暗くなります。
  • ディスプレイの電源を切る
    設定した時間が経過すると、ディスプレイに何も表示されない状態になります。
  • コンピューターをスリープ状態にする
    設定した時間が経過すると、パソコンが自動的にスリープの状態になります。こまめに席を離れる機会が多いなら、短い時間でスリープにする設定も可能です。
  • プランの明るさを調整
    ディスプレイの明るさを調整します。暗めに設定すると、消費電力を下げられます。

パソコンの使い方を見直すことによる節電は、Windows 7だけでなく、Windows VistaやXPでも同様に行うことができます。

また、Windows VistaやWindows XP以前のパソコンで電源プランや電源設定を変更する方法は、以下のリンクをご参照ください。

マイクロソフト社が公開する「Windows PC 節電策」

マイクロソフト社は、Windowsパソコンのユーザーに向けて、節電対策を公開しました。内容は、シャットダウンとスリープの使い分け方、電源設定を変更することによる効果などです。これと合わせて、自動節電プログラムの提供も開始しています。ただし、このプログラムが提供するのは、節電対策機能がないパソコン向けの機能です。富士通パソコンの場合、次のページで紹介するような独自の節電機能を利用できます。(機種や発売時期によっては、機能が搭載されていない場合があります)