テレビのニュースや新聞などでも目にする機会が多くなった「ツイッター(Twitter)」と「フェイスブック(Facebook)」。いずれも、アメリカ発のインターネットの人気サービスです。
この2つがどんなサービスなのか?そして、どんな人に人気で、なぜ今話題なのか?そのヒミツを解説します。
公開日2011年7月27日
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「ツイッター」や「フェイスブック」は、今やインターネットの中だけにとどまらない、社会の重要なキーワードになっています。ツイッターは芸能人や政治家などの利用も多く、雑誌やテレビ番組などで目にする機会もたびたびあります。また「フェイスブック」は、特にビジネス関連のニュースなどで見かけます。
今回は、今から簡単にツイッターとフェイスブックを理解するために、カギとなる7つのポイントを解説します。これを読んだら、テレビや新聞の話題が、より深く理解できます。そして、自分でもツイッターやフェイスブックをやってみたくなるかもしれませんよ!?
ツイッターは2006年にサービスを開始し、2009年1月にアメリカ大統領に就任したバラク・オバマ氏が大統領候補時代からツイッターを積極的に利用していたことや、海外のアーティストの利用が広まってきたことで、話題になりました。
2009年の中ごろになると日本の有名人も次々と利用を始めます。音楽家の坂本龍一さん、経済評論家の勝間和代さんといったITに強い有名人や、鳩山由紀夫総理大臣(当時)の利用が話題を集め、今では、多くのタレント、アーティスト、作家、スポーツ選手、政治家などをツイッターでみつけることができます。「タレントの○○さんがツイッターで××と発言!」といったことがニュースになることもあり、テレビなどでは見られない一面が垣間見える場としても話題です。
また、企業や自治体、行政機関が、情報を伝えたり、利用者の声を聞いたりするためにツイッターを利用するケースも増えています。2011年3月11日の東日本大震災以降では、自治体が災害関連情報を発信するために、次々とツイッターを開始しました。首相官邸や各省庁、さらには自衛隊なども、活動の様子を知らせるツールとして活用しています。今や多くの人や組織が、情報発信・収集ツールとしてのツイッターの価値を認めています。
ツイッターでは、1つの発言を「ツイート」と呼び、1つのツイートは140文字までという制限があります。「文章を書く」ことを考えると「たったの140文字なんて、何も書けないじゃないか!」と思うかもしれません。でも実は、ツイートは、「文章」よりも「会話」に近いものです。
例えば「おはようございます。今日は動物園に行きます。お弁当をみんなで食べるのが楽しみです」が文章だとすると、これを会話の中で伝えるならば、全部を一息で言ってしまうようなことはしません。「おはよー」「今日は動物園に行くよ」「お弁当みんなで食べるんだ」「楽しみだね!」のように、細切れになって、それぞれの間に相手の返事や相槌が入るはずです。
感覚としてはケータイのショートメールなどに近いものです。ただ、ショートメールや特定の相手との会話と違って、相手の返事や相槌が必ずしもあるとは限らず、ひとり言になるかもしれないこと、そしてツイートがインターネットに公開されるので、思わぬ誰かから返事が来るかもしれないことが、ツイッターのおもしろい点です。
こうして会話のように細切れで伝えることを考えれば、140文字は決して短くありません。そして、パソコンを使っているときだけでなく、外出時にも携帯電話やスマートフォンでツイートできることで、いつでも、どんなささいなことでも、気軽にツイートできます。
朝起きたとき、街角で何かをみつけたとき、おいしいものを食べたときなど、どんなときでも気軽にツイートできます。
ツイッターには「フォロー」というシステムがあります。これは、誰のツイートを読むかを自分で選ぶシステムです。自分の友達、好きな芸能人、同じ業界で働く人、近くに住んでいる人など、ツイートを読みたい人を自分で選び「フォロー」することで、ツイッターの自分のページ(「タイムライン」と呼ばれます)にその人が表示され、常に読めるようになります。
何度か述べているように、ツイッターはさまざまな人が利用しています。ツイッターでどんな情報が手に入れられるかは、ひとえに「誰をフォローするか」にかかっています。適切な人をフォローして役立つ情報を集めることもできる一方、血の気の多い人や、誤報の多い人をフォローしてしまうと、極端な主張や間違った情報ばかり届く可能性もあります。
誰のツイートが信頼できるか、共感できるかを判断し、自分で誰をフォローするか、またどのようなツイートをするかを選ぶことが、とても重要なのです。
ツイッターに決まった使い方はなく、誰をフォローするかは自由です。どんな人がいて、誰を信用したらいいのか、情報源を選ぶ力が要求されるともいえます。
ツイッターでは、独特の用語がいくつも登場します。友達と話すときや、雑誌などを読むときに覚えておきたいキーワードを解説します。