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  5. 今からでも大丈夫!話題の「ツイッター」・「フェイスブック」を理解する7つの知識(1/2)

「ツイッター」・「フェイスブック」がわかる7つのポイント

今や「よくわからない」では済まされない重要キーワードに!

「ツイッター」や「フェイスブック」は、今やインターネットの中だけにとどまらない、社会の重要なキーワードになっています。ツイッターは芸能人や政治家などの利用も多く、雑誌やテレビ番組などで目にする機会もたびたびあります。また「フェイスブック」は、特にビジネス関連のニュースなどで見かけます。

今回は、今から簡単にツイッターとフェイスブックを理解するために、カギとなる7つのポイントを解説します。これを読んだら、テレビや新聞の話題が、より深く理解できます。そして、自分でもツイッターやフェイスブックをやってみたくなるかもしれませんよ!?

(1)有名人や、個性的な企業・自治体のツイッターが話題に

Twitter

震災後は自治体、行政、自衛隊などの利用も進む

ツイッターは2006年にサービスを開始し、2009年1月にアメリカ大統領に就任したバラク・オバマ氏が大統領候補時代からツイッターを積極的に利用していたことや、海外のアーティストの利用が広まってきたことで、話題になりました。

2009年の中ごろになると日本の有名人も次々と利用を始めます。音楽家の坂本龍一さん、経済評論家の勝間和代さんといったITに強い有名人や、鳩山由紀夫総理大臣(当時)の利用が話題を集め、今では、多くのタレント、アーティスト、作家、スポーツ選手、政治家などをツイッターでみつけることができます。「タレントの○○さんがツイッターで××と発言!」といったことがニュースになることもあり、テレビなどでは見られない一面が垣間見える場としても話題です。

また、企業や自治体、行政機関が、情報を伝えたり、利用者の声を聞いたりするためにツイッターを利用するケースも増えています。2011年3月11日の東日本大震災以降では、自治体が災害関連情報を発信するために、次々とツイッターを開始しました。首相官邸や各省庁、さらには自衛隊なども、活動の様子を知らせるツールとして活用しています。今や多くの人や組織が、情報発信・収集ツールとしてのツイッターの価値を認めています。

「J ガバメント on ツイナビ」ホームページの画面イメージ

「J ガバメント on ツイナビ」では、日本全国の自治体や国の機関のアカウント(ツイッター上の名前)を見つけることができます。

(2)140文字の「ツイート」を、文章ではなく会話の感覚で利用

Twitter

ケータイからも利用可能で、いつでもどこでもツイート

ツイッターでは、1つの発言を「ツイート」と呼び、1つのツイートは140文字までという制限があります。「文章を書く」ことを考えると「たったの140文字なんて、何も書けないじゃないか!」と思うかもしれません。でも実は、ツイートは、「文章」よりも「会話」に近いものです。

例えば「おはようございます。今日は動物園に行きます。お弁当をみんなで食べるのが楽しみです」が文章だとすると、これを会話の中で伝えるならば、全部を一息で言ってしまうようなことはしません。「おはよー」「今日は動物園に行くよ」「お弁当みんなで食べるんだ」「楽しみだね!」のように、細切れになって、それぞれの間に相手の返事や相槌が入るはずです。

感覚としてはケータイのショートメールなどに近いものです。ただ、ショートメールや特定の相手との会話と違って、相手の返事や相槌が必ずしもあるとは限らず、ひとり言になるかもしれないこと、そしてツイートがインターネットに公開されるので、思わぬ誰かから返事が来るかもしれないことが、ツイッターのおもしろい点です。

こうして会話のように細切れで伝えることを考えれば、140文字は決して短くありません。そして、パソコンを使っているときだけでなく、外出時にも携帯電話やスマートフォンでツイートできることで、いつでも、どんなささいなことでも、気軽にツイートできます。

気軽にツイートしているイメージ画像

朝起きたとき、街角で何かをみつけたとき、おいしいものを食べたときなど、どんなときでも気軽にツイートできます。

(3)貴重な情報源でもありデマの発信源でもある。情報は自分で選ぶ

Twitter

「誰をフォローするか?」でツイッターの印象はガラッと変わる

ツイッターには「フォロー」というシステムがあります。これは、誰のツイートを読むかを自分で選ぶシステムです。自分の友達、好きな芸能人、同じ業界で働く人、近くに住んでいる人など、ツイートを読みたい人を自分で選び「フォロー」することで、ツイッターの自分のページ(「タイムライン」と呼ばれます)にその人が表示され、常に読めるようになります。

何度か述べているように、ツイッターはさまざまな人が利用しています。ツイッターでどんな情報が手に入れられるかは、ひとえに「誰をフォローするか」にかかっています。適切な人をフォローして役立つ情報を集めることもできる一方、血の気の多い人や、誤報の多い人をフォローしてしまうと、極端な主張や間違った情報ばかり届く可能性もあります。

誰のツイートが信頼できるか、共感できるかを判断し、自分で誰をフォローするか、またどのようなツイートをするかを選ぶことが、とても重要なのです。

ツイッターをさまざまな人が利用しているイメージ画像

ツイッターに決まった使い方はなく、誰をフォローするかは自由です。どんな人がいて、誰を信用したらいいのか、情報源を選ぶ力が要求されるともいえます。

ツイッター用語の基礎知識

ツイッターでは、独特の用語がいくつも登場します。友達と話すときや、雑誌などを読むときに覚えておきたいキーワードを解説します。

  • @(アット、アットマーク)
    ツイッターのアカウントの先頭に付く記号。例えば「@fmworld_biz」と書けば、「ツイッターの『fmworld_biz』アカウント」を指します。
  • RT(アールティー、リツイート)
    ツイッターで他の人の発言を自分も繰り返すための機能「リツイート」のこと。他の人のツイートを、自分をフォローしている人に伝えてさらに広めることができます。信頼性のある情報がすぐに広がる一方で、RTを使って、嘘の情報が広がってしまう危険性もあります。
  • タイムライン(TL)
    ツイッターの自分のページに表示される、フォローしている人たちのツイートの一覧。複数の人のツイートが時系列に並んで表示される。時間の流れとともに、ツイートが次々と流れていく形になります。
  • フォロー、フォロワー、アンフォロー
    「フォロー」はその人のツイートを読むために登録すること。自分のことをフォローしてくれている人を「フォロワー」と呼びます。また登録から外すことを「アンフォロー」といいます。
  • つぶやき
    「ツイッター」は「Tweet(ツイート:鳥のさえずり」に由来する名前で、鳥がさえずりを交わすように短文でコミュニケーションをすることが特徴のサイトです。ツイッターの開始当初は日本語化されておらず、英語の「Tweet」が、日本では「つぶやき」と呼ばれていました。現在、公式の日本語版では「Tweet」を「ツイート」と呼んでいますが、今でも「つぶやき」と呼ばれることもあります。
  • リプライ(Reply)、メンション(Mention/関連)
    リプライは「返信」のことで、自分のツイートに対して誰かが返信すると、ツイートの最初に「@自分のアカウント 文章〜〜」のように、ツイートに自分のアカウントが付きます。返信の形式でなく、他の人が文章の中に自分のアカウントを書いた場合など、自分のアカウントが含まれるツイートはすべてメンション(言及、関連)として扱われ、みつけやすくなっています。特定の誰かに宛てたツイートは、その相手のアカウントを入れて、メンションの形式でツイートします。