災害時に役立つ情報サイトや、情報交換用のサイトを紹介します。いざというときのために、これらをブラウザーの「お気に入り」に登録しておきましょう。
「My Cloudホームページ」では、天気予報・路線検索・ニュースがまとめて閲覧できます。
未曾有の大災害に対応するため、自治体やメディア、公共機関だけでなく、さまざまな企業や団体が、特別なサイトを開設しました。
特に大規模なのが、Googleの「Googleクライシスレスポンス 東日本大震災(東北地方太平洋沖地震)」サイトです。被災地情報や炊き出し情報、道路の情報などの他、NHKや携帯電話各社が提供する安否情報サービスとも情報を統合した「パーソンファインダー」などのサービスが提供されました。
Googleのクライシスレスポンスサイトは世界的に行われている取り組みです。2010年のチリやハイチの地震、2011年のニュージーランドの地震などでも開設され、役立てられています。
また、ラジオ番組の配信サービス「radiko.jp」は、緊急措置として通常行っていた地域制限(利用できる地域が従来のラジオ局がカバーしていた範囲に限られていて、被災地の中には利用できない地域がありました)を解除し、全国で日本中のラジオが聴取可能になりました。
そのほか、東京電力・東北電力の計画停電情報に対応したお知らせサービスや、使用電力情報を掲載したサイト、ボランティアによる支援物資や被災地のボランティア受け入れ情報サイトなどがいくつも開設されました。
こうしたサイトはいずれも、常に運営されているものではなく、突然の災害に対応するために開設されたものです。もしも、次に何か大災害があったときには、また同様のサイトが開設されたり、今回得られたノウハウをいかして、より改良されたものとなって開設されることが期待できます。
「Googleクライシスレスポンス」では、パーソンファインダーの他にも炊き出し、募金、交通情報など、さまざまな情報が提供されました。