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グラフの困った

グラフの作成で、ちょっとした細かな設定が思いどおりにいかないイメージ画像

エクセルでは、対象の表を範囲選択して、グラフの種類を選択するだけで簡単にグラフを作成することができます。目盛線やラベルなどの構成要素の追加も簡単に行えますが、ちょっとした細かな設定が思いどおりにいかずに困ることもあります。

ここでは、グラフでよく出会う困りがちなポイントをいくつか紹介しましょう。

表の行と列が逆になってしまう

エクセルでグラフを作成したときに、元データの行と列が逆になって表示されることがあります。また、データの分析などの過程で意識的に行と列の表示を入れ替えたいこともあるでしょう。こうした場合は、「グラフツール」の「デザイン」タブにある「行/列の切り替え」ボタンを利用します。なお、エクセルは、初期状態では表の列数が行数より少ないと、列がデータ系列に表示されるように設定されています。

「デザイン」タブをクリックし、「行/列の切り替え」ボタンをクリックしている画面イメージ

行が項目軸(横軸)に表示されてしまったので、行と列を入れ替えてみましょう。グラフを選択状態にすると、「グラフツール」が表示されます。「デザイン」タブをクリックして「行/列の切り替え」ボタンをクリックします。

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項目軸(横軸)の表示が列のデータに入れ替わっている画面イメージ

項目軸(横軸)の表示が列のデータに入れ替わります。元に戻したい場合は、再度「行/列の切り替え」ボタンをクリックします。

縦軸の上下が逆になってしまう

グラフの種類で「横棒」を選択した場合、項目軸(縦軸)が上下で逆に表示されてしまいます。この並びを変更したい場合は、「軸の書式設定」画面で設定を変更しましょう。

グラフの縦軸の月表示が下から4月、5月、6月と表示されている画面イメージ

グラフの縦軸の月表示が下から4月、5月、6月と表示されています。この並びを逆に設定し直します。

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縦軸を選択状態にして、右クリックし、「軸の書式設定」を選択している画面イメージ

縦軸を選択状態にして、右クリックします。ショートカットメニューが表示されるので、「軸の書式設定」を選択します。

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「軸を反転する」のチェックボックスをオンにし、「閉じる」ボタンをクリックしている画面イメージ

「軸の書式設定」画面で「軸を反転する」のチェックボックスをオンにして「閉じる」ボタンをクリックします。

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縦軸の月表示の並びが変更されている画面イメージ

これで縦軸の月表示の並びが変更されました。

横軸の表示を元に戻すには

縦軸の表示を反転すると、同時に横軸の表示も反転されて上に移動してしまいます。これを元に戻したい場合は、先の「軸の書式設定」画面で、一番下に表示されている「横軸との交点」で「最大項目」をクリックします。これで横軸の表示が下側に戻ります。

「最大項目」をクリックし、「閉じる」ボタンをクリックしている画面イメージ

「軸の書式設定」画面で「最大項目」をクリックし、「閉じる」ボタンをクリックします。

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横軸の表示が元の場所に戻っている画面イメージ

これで横軸の表示が元の場所に戻ります。

表のタイトルをグラフのタイトルでも使いたい

グラフのタイトルはそのつど自由に入力することもできますが、表のタイトルを利用する設定にしておくと便利です。表のタイトルを変更すると自動的にグラフのタイトルも変更されるので、1つの表をひな形に新たなデータを入力する際も、いちいちタイトルを設定し直す必要がありません。

「グラフツール」の「レイアウト」タブをクリックし、「グラフタイトル」ボタンの「グラフの上」を選択している画面イメージ

グラフにタイトルを表示するテキストボックスが表示されていない場合は、グラフを選択状態にしておき、「グラフツール」の「レイアウト」タブをクリックして、「グラフタイトル」ボタンで設定します。ここでは「グラフの上」を選択しました。

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グラフとグラフタイトルのテキストボックスを選択した状態で数式バーに「=」を入力している画面イメージ

グラフとグラフタイトルのテキストボックスを選択した状態で数式バーに「=」を入力します。

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表のタイトルが入力されているセルをクリックし、式バーにタイトルに表示したいセルの絶対位置(セル番地)が入力されている画面イメージ

次に、表のタイトルが入力されているセルをクリックします。数式バーにタイトルに表示したいセルの絶対位置(セル番地)が入力されます。

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表のタイトルがグラフにも表示されている画面イメージ

[Enter]キーを押して数式バーの文字列を確定すると、表のタイトルがグラフにも表示されます。