実際に親機を使ってインターネットに接続できるように、設定を行いましょう。親機の設定方法は、メーカーによって異なりますが、たいていは設定のためのソフトウェアが付属しています。画面の指示に従って操作していくだけなので迷うこともないでしょう。
まずは、今回解説する無線LANネットワークの構成を紹介します。パソコン2台とプリンターが1台のシンプルな構成です。
今回構築する無線LANの構成
ここでは、バッファローのWZR-HP-AG300Hシリーズを例に設定の概略を紹介します。設定の方法や製品によっては、SSIDと暗号キーの入力を求められる場合もあるので、あらかじめメモしておいてください。WZR-HP-AG300Hシリーズの場合は、本体側面に記載されています。
まずは、親機の設置です。ブロードバンドルーターやモデムなどのインターネット接続口と無線LAN親機をLANケーブルで接続したら、無線LAN親機の電源を入れます。
インターネット回線(ブロードバンドルーターやモデムなど)と無線LAN親機をLANケーブルで接続します。
ソフトウェアのインストール
親機が正しく設置されたら、パソコンの電源を入れて、設定ツールが入った添付のCD-ROMをパソコンに挿入します。自動再生のウィンドウが表示されるので、「AirNavi.exe」をクリックします。ユーザーアカウント制御の画面が表示されたら、「OK」ボタンを押してください。後は画面の指示に従って操作していきます。
無線LANを設定する
続けて、画面は無線LANの設定に移ります。設定方法は「自動セキュリティー設定」と「手動設定」の2つがあります。「自動セキュリティー設定」は、SSIDと暗号化キーを入力せずに、親機などに用意されている専用のボタンを押すだけで親機と子機が通信を行ってくれる自動設定の機能です。先に自動設定の規格は3つあると紹介しましたが、今回はバッファローの親機を使用するので、「AOSS」を使って設定します。
もう一方の「手動設定」は、SSIDを暗号化キーを手動で入力する方法です。手動と言われると面倒な印象を受けるかもしれませんが、自動接続との違いはキーボードからの入力作業があるかないか程度なので、初心者でも操作できます。
「自動セキュリティー設定」の場合
「手動設定」の場合
自動設定や手動設定による接続が完了したら、最後はインターネットに接続できたかどうかを確認しましょう。