知りたいことがあってインターネットで検索するとき、すぐに目的の情報をみつけることはできますか?
目的の情報をすぐにみつけるためには、的確なキーワードを選ぶことと、同時に的確なオプション(機能)を利用することの2つがカギとなります。
今回は、この2つのポイントから検索力を向上させるコツを、よくある場面を例に解説します。
公開日2011年12月7日
※ 掲載内容は公開当時のものであり、最新情報と異なる場合があります。
突然、家族や友達、同僚から質問されたとき、または、自分の知りたいことができたときに、すぐに検索して答えをみつけられたらスマートですね。
このようなときは、疑問の中から固有名詞や一般名詞(結婚式、招待状、返事)、動詞(書く)、を抜き出し、その中の2、3個をキーワードとして検索します。
「結婚式 招待状」で検索すると、検索結果には、結婚式を挙げる人のための招待状の作成業者のサイトや、結婚式の招待状の書き方、招待状を作るための紙など、さまざまな情報が表示されます。ここから返事の書き方を見つけることは、少し難しい状態です。
そこで、もう少し情報を絞り込むため「結婚式 招待状 返事」という3つのキーワードで検索してみましょう。すると、結婚式の招待状の返事の書き方が、検索結果としてすぐにみつかります。
ここでの疑問に対して、最適なキーワードは「結婚式 招待状 返事」ということになります。
なお、近年では検索エンジン側が高性能になっているので、「結婚式の招待状への返事の書き方」とか「フランス料理を食べるマナー」のように、知りたいことをそのまま文章として入力しても、的確な検索結果がみつかることが多くなっています。
検索のコツ:検索ボックスに「結婚式 招待状 返事」(または「結婚式の招待状への返事」)
パソコンの使い方は、普通の検索(ウェブ検索)よりもFMVサポートのサイト内検索を利用するのが便利です。FMVのQ&Aや活用情報から、役に立つ記事をみつけることができます。
ここでは質問の中から「エクセル」と「関数」というキーワードを取り出し、My Cloudホームページの検索ボックスに[エクセル 関数]と入力して[サイト内(サポート)]をクリックします。[サイト内(サポート)]をクリックしてからキーワードを入力して[検索]をクリックしても、同じ結果が得られます。
検索のコツ:検索ボックスに[エクセル 関数]と入力して[サイト内(サポート)]をクリック
家電やパソコンの周辺機器の付属品をなくしてしまったり、ちょっとした使い方を調べたいのにマニュアルが見当たらなかったり、ということはよくあります。
このようなときは、「製品の型番」か「正確な商品名(固有名詞)」+「知りたいこと」の2つをキーワードにウェブ検索をしましょう。パソコンや周辺機器の型番は、本体の正面や、裏側に書かれています。例えば、キヤノンの多機能プリンター「PIXUS MG8230」の「ドライバー」についてならば、「PIXUS MG8230 ドライバー」というキーワードでウェブ検索をしてみましょう。
現在、多くのパソコン周辺機器や家電メーカーは、インターネットでドライバーやマニュアル、カタログなどをダウンロードできるように公開しています。「型番 ドライバー」や「型番 マニュアル」といったキーワードで検索することで、それらを簡単にみつけることができます。
検索のコツ:検索ボックスに[PIXUS MG8230 ドライバー]
ウェブ検索をするときに複数のキーワードを検索すると、検索結果がそれらすべてを含むものだけに絞り込まれます。「結婚式 招待状 返事」ならば、「結婚式」と「招待状」と「返事」のすべてを含むものだけが表示されます。これを「AND検索」と呼びます。
これに対して、「展覧会 OR 同窓会 招待状」というキーワードを入力すると、「展覧会」または「同窓会」というキーワードのどちらかと、「招待状」を含む検索結果が表示されます。「OR」が「前後にあるキーワードのどちらかを検索する」という意味になるためです。新橋駅周辺でラーメンかカレーを食べたいな、というようなときには「新橋駅 ラーメン OR カレー」のように検索しましょう。
また、キーワードの前に「-(マイナス)」を加えると、そのキーワードを除外します。「結婚式 招待状」と「結婚式-招待状」の結果を比べてみてください。また「織田-信長」のように検索すれば、信長以外の織田姓の人の情報が見られるようになります。
キーワードの除外は、あくまでも機械的な除外であることに注意してください。例えば味噌ラーメン以外のラーメンを探したいときに「ラーメン-味噌」で検索すると、「味噌」というキーワードを含むページがすべて除外されるため、「味噌と醤油を扱っているラーメン店」なども除外されてしまう可能性があります。