映像の記録メディアはここ10年ほどの間に、ビデオテープからDVDにすっかり置き換わりました。過去にビデオテープに録画した映像を久しぶりに見ようとしたとき、テープが傷んでいて再生できなかったり、ひどいノイズが入っていたりすることがあります。ビデオテープの保管で心配なのは、テープの劣化です。
今回は、過去に撮りためた映像をデジタル化して、DVDやBlu-ray Discにダビングし、より長期の保存を可能にする方法を解説します。あわせて、カセットテープに録音したサウンドはCD-Rにダビングして、同じく長期保存できるようにしましょう。
公開日2011年3月2日
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旅行や運動会など、家族のイベントを撮影した映像は大切な思い出とともに残しておきたいもの。また、過去にテレビから録画した番組を見返すと、当時の様子を思い返すきっかけになります。けれども、ビデオテープを長期保存するときには、劣化が心配です。暑さで伸びてしまったり、湿気でカビてしまったりすることがあるためです。 同じように、音楽・音声を保存したカセットテープも劣化します。
家に保存されているビデオテープやカセットテープ
そこで、ビデオやカセットテープの内容は、デジタル化して、DVDやCDにダビングして保存しておきましょう。劣化が少なく、より長期の保存が可能になります。また、サイズがコンパクトなため、棚や押し入れの中で場所を取っていた、大量のビデオテープなども、少ないスペースに保管できます。
ビデオテープの映像や音声は、アナログ信号として出力されます。デジタル信号としてパソコンに取り込むには、「ビデオボックス」など専用の変換機器を使用します。まずは、ビデオデッキとビデオボックス、ビデオボックスとパソコンをそれぞれケーブルでつなぎます。
アナログ信号をデジタル化するために、必要なビデオボックス
パソコンには、取り込んだ映像やサウンドを保存して、さらにDVDやCDに書き込むためのソフトウェアが必要です。今回は、「VHStoDVD 5.0」を使ってダビングしてみましょう。
ビデオデッキの出力ケーブルを変換機器につないで、変換機器とパソコンはUSBケーブルでつなぎます。機器の接続はガイダンスに従って設定できるのでとても簡単です。
「VHStoDVD 5.0」は、アナログ映像をデジタルデータに変換します。
ソフトをパソコンにインストールして、ビデオボックスをパソコンとビデオデッキやカセットデッキにつなぐだけで準備完了。VHSビデオ、カセットテープからDVDやBlu-ray Disc、CDへのダビングが行えます。
ガイダンスに従って操作するだけなので、初心者でも簡単に使用できます。
思い出の映像をVHSからDVDへワンタッチダビング!