いよいよ パソコンを作成開始
1. 基本はネジどめから チカラかげんはわかるかな?
組み立て開始の前に、まずは準備(じゅんび)。用意されているエプロンを着ようね。服が汚(よご)れないようにするのと、服のボタンなどをひっかけてせっかくのパソコンをキズつけないようにするためだよ。そして、「アースバンド」を手に付けるよ。パソコンの部品は静電気に弱いんだって。静電気が発生したときは、アースバンドを伝わって電気が外ににげてくれるよ。
準備(じゅんび)ができたら、まずは基本(きほん)はネジどめから。「5キロのチカラ」でしめるんだって。よくわからないと思ったけど、サポートスタッフのお姉さんが、「いっぱいまでしめて最後にもうひとしめする感覚」って、おしえてくれたよ。
服の汚(よご)れ防止(ぼうし)とパソコンをキズつけないためにエプロンをつけよう。エプロンはあとからお土産にもらったよ。
アースバンドを手首に付けるよ。これで、静電気が発生してもアースバンドを伝わって外ににげてくれるんだ。
ネジどめに挑戦(ちょうせん)。チカラをこめてまわしてみよう。最初はかげんがわからないから、ちょっと緊張(きんちょう)するね。
まずは、本体に「電源(でんげん)ユニット」を取り付けたよ。コンセントからパソコンの中に電気を供給(きょうきゅう)してくれる部分だよ。
2. CPUの取りつけを確認して メインボードを組み立てよう
CPUの取り付けを確認(かくにん)するよ。CPUはパソコンの頭脳(ずのう)になる重要な部品。うら側にはたくさんのピンが並(なら)んでいるから、慎重(しんちょう)に取り付けなければいけないんだ。ここだけはむずかしから、工場の人が取り付けてくれたよ。確認(かくにん)だけしておこうね。
続いて、メインボードをネジどめするよ。パソコンの部品はすべてメインボードに取り付けていくんだ。すべての基本(きほん)になる部分だね。小さいネジをドライバーの先にセットするのはひと苦労。お父さんやお母さんたちが部品をささえてくれるから、親子で協力しながら進めたよ。
メインボードをセットしたらネジどめするよ。ネジの大きさにも違(ちが)いがあるから気をつけてね。
チカラかげんはここでも5キログラム。こまかい作業だから、真剣(しんけん)な表情(ひょうじょう)になるね。ギュッと力をこめていこう。
CPUはパソコンの頭脳(ずのう)
パソコンが計算したり、さまざまな情報(じょうほう)を処理(しょり)するときの頭脳(ずのう)になるのがCPUだよ。計算の速さは「2.4ギガヘルツ」というように周波数であらわすんだ。数が大きいほど計算速度も速いんだよ。カタログを見るときなどには、確認(かくにん)してみてね。
3. メモリの取り付けは慎重(しんちょう)に 静電気にも注意!
メモリは、パソコンが作業している内容(ないよう)を一時的に覚えてくれる記憶装置(きおくそうち)だよ。薄(うす)くて小さい板の上に部品が取り付けられているから、取りあつかいに気をつけてね。差しこむ金色の部分にはさわっちゃだめだよ。
メモリの板をそっと持ったら、メインボードのソケットにグッと差しこもう。奥(おく)まで差しこむとカチッとした手ごたえがあるよ。手ごたえを感じた瞬間(しゅんかん)、みんなすごくうれしそうな表情(ひょうじょう)だったよ。
奥(おく)までギュッと差しこもう。カチッていう手ごたえはあったかな?
サポートスタッフの指導(しどう)にもチカラが入るところ。うまく入らないときには、片方(かたほう)ずつチカラを入れるのがポイントだって。
メモリが作業の内容(ないよう)を覚えてくれる
メモリは、パソコンの記憶装置(きおくそうち)だよ。パソコンが作業中のデータを一時的に覚えていてくれるんだ。メモリが大きいほど、同時にたくさんの作業ができるよ。音楽をかけたまま、インターネットのページを見ながら、メールを書いて……といったことをやってもパソコンはスムーズに動いてくれるよ。
――友華ちゃんとおばあちゃん
――パソコンの組み立ては楽しいですか? それともむずかしい?
友華ちゃん「楽しいです! 思ったほどむずかしくないです。ネジのチカラかげんもわかりました」
――パソコン組み立て教室にはどなたが申しこんだんですか?
おばあちゃん「私が申しこんだんですよ。私自身、ふだんからパソコンをよく使っているんです」
――友華ちゃんもパソコンは使っていますか?
友華ちゃん「今、家ではノートパソコンを使っています。学校の授業(じゅぎょう)でも理科の時間に調べ学習をしています」
――組み立てたパソコンは何に使いますか?
友華ちゃん「組み立てたデスクトップパソコンでは、テレビも見られるのが楽しみです。インターネットを見たり、いろいろなことで使ってみたいと思います」