だんだんパソコンの形が見えてきた
7. ヒートシンクはCPUにピッタリくっつける
CPUはたくさんの情報(じょうほう)を処理(しょり)していると、どんどん熱くなってくるんだ。そして熱くなると処理(しょり)が遅(おそ)くなったり、エラーの原因(げんいん)になるんだよ。だから、CPUを冷やすための装置(そうち)「ヒートシンク」と「ファン」を取り付けるよ。
ヒートシンクは、CPUにピッタリくっつけるのがポイント。密着(みっちゃく)するようにベタベタするグリスが塗(ぬ)ってあるから、ここにはさわらにようにね。
CPUの上にヒートシンクを取り付けるよ。グリスの付いた面を下に向けてピッタリ付けてね。
ヒートシンクをネジで固定するよ。いきなりきつくしめないで、まずは対角線上のネジを仮(かり)どめし、それから4つのネジを順にしめていくよ。
ファンは空気を送ってCPUをひやしてくれるんだ。ファンもしっかりネジどめしておこうね。
ヒートシンクとファンの取り付けが完了(かんりょう)。これで、CPUはチカラを発揮(はっき)してくれるよ。
CPUを冷やすヒートシンク
CPUはデータを処理(しょり)しているうちに、どんどん高熱になってしまうよ。さわるとやけどしそうなくらいの熱さなんだ。CPUが安定して働くため、冷やす仕組みが必要なんだよ。
ヒートシンクは金属(きんぞく)の板がたくさん並ん(ならん)だ構造(こうぞう)だよ。板のたくさんの面を空気に触(ふ)れさせて、効率(こうりつ)よく冷やそうとするんだ。
8. 落とさないように気をつけて ハードディスク・マルチドライブの取り付け
パソコンの中のデータを保存(ほぞん)しておく部分のハードディスクと、CDやDVDにデータを読み書きするためのスーパーマルチドライブを取り付けるよ。まずは、本体に取り付けるためのブラケットという部品をパーツに取り付けよう。そして、本体に差しこんでネジどめしてね。
ここまできたら、みんな大きさの合うネジを自分で取り出して、どんどんドライバーでとめていたよ。
ハードディスクをトレイにするっと取り付け。これで本体に固定するよ。
本体にセット。ネジを中に落とさないように気をつけてネジどめしてね。
CD、DVDのマルチドライブにもブラケットを付けたら、本体にセットするよ。
マルチドライブも、しっかりとネジどめしようね。
データを保存(ほぞん)しておくハードディスク
パソコンの電源(でんげん)を切ったあとにも、作ったデータが保存(ほぞん)されているのは、ハードディスクに記録されているからだよ。ハードディスクの中には、磁石(じしゃく)の円盤(えんばん)が入っていて、ここにデータを記録していくんだ。衝撃(しょうげき)をあたえると円盤(えんばん)が壊(こわ)れてしまうから、あつかいは慎重(しんちょう)にね。
9. いよいよパソコンの形が見えてきた! カバーを取り付けよう
ここまでで、中の部品は取り付け終わったよ。さあ、次はカバーを付けていこう。パソコンの形が見えてきたら、お父さんやお母さんたちもどんどん先に進みたい。だけど、焦らずに落ち着いて進もうね。ネジをとめ終わったら、先に進むのはちょっと待って。あまっているネジがないか、確認(かくにん)してね。
背面(はいめん)のカバーを順に取り付けようね。ここでは、画面の後ろになるLCDバックカバーをネジどめしているよ。
バックカバーを取り付け。ここのカバーの中には電源(でんげん)部分が入っているよ。
最後のバックパネル部分をセットすれば、いよいよ完成。ついにパソコンの形ができたよ。
[工場見学レポート] パソコンの資源(しげん)はリサイクルでよみがえる
パソコン組み立て教室を開催(かいさい)した富士通アイソテックは、パソコンの製造(せいぞう)だけでなく、使い終わったパソコンのリサイクルもやっているよ。組み立て教室に参加したみんなで、工場を見学してみよう。
パソコンの部品は、いったん手作業でバラバラにされるよ。そして、部品の材質(ざいしつ)ごとに分類していくんだ。ベルトコンベアを使って、効率的(こうりつてき)に分類されていたよ。
パソコンの部品を取り付ける基盤(きばん)の部分には、金をはじめとした貴重(きちょう)な金属(きんぞく)がいっぱいあるんだって。これも取り出してリサイクルされるよ。プラスチックの部分は、細かくしたあとに溶(と)かして、再利用(さいりよう)するよ。再利用(さいりよう)したプラスチックで作った「うちわ」をおみやげにもらっちゃった!
ここが、パソコンのリサイクル工場。工場の人に案内してもらって、みんなで見学してみたよ。
説明を聞いているところ。大切な情報(じょうほう)がつまったハードディスクは、情報(じょうほう)が読み取れないように穴(あな)あけするんだって。実際(じっさい)に体験できたよ。