うちの父は目が悪くて、メールやホームページの文字が読めず、たびたびディスプレイに顔を近づけて読んでいます。とても不便そうなので何とかしてあげたいのですが……。友達に聞いたら「デスクトップの解像度を下げると、大きく見えるからいいと思うよ」ということなんですけど、それって、デスクトップが狭くなるからもったいないですよね?本当にそれしか解決法はないんでしょうか?
確かにもったいないけど、文字が読みにくい場合はそれしか解決法がないんだよね
解像度はそのままで文字だけを大きくする方法があるから、それを使うといいわよ
そんなときはディスプレイをもう1つ買おう!倍の大きさで見られるようになるよ
Windows Vistaでは、画像などの表示はそのままで画面に表示する文字だけを大きくできます。標準サイズの文字が読みにくい場合は、この機能を利用して文字を大きくすると便利です。
視力の弱い方や、高解像度のディスプレイを少し離した位置で使っている場合、文字が小さくてメールやホームページの文章が読みにくい、と感じることがあります。そんなときはパソコンの設定を変更することで、もっと読みやすくすることもできます。
画面の文字が小さくて読みにくい場合には、デスクトップの何もない部分を右クリックし、表示されたメニューから[個人設定]−[フォントサイズ(DPI)の調整]をクリックして、文字を[大きなスケール]に変更しましょう。このとき再起動が必要になりますので、あらかじめ作業中のデータは全て保存しておきます。
再起動の後、画面に表示されるすべての文字が大きくなり、読みやすくなります。[カスタムDPI]を選択することで、さらに大きな文字にすることもできます。
なお「デスクトップの解像度を下げる」とは、デスクトップを1,024×768ピクセル→800×600ピクセルのように狭くすることで、画面に表示されるピクセルの大きさが大きくなって、文字も大きくなる、という方法です。これは、デスクトップが狭くなってしまい不便になるのと、液晶ディスプレイでは規定の解像度以外では画面の鮮明さが落ちてしまうため、あまりおすすめできる方法ではありません。
[個人設定]−[フォントサイズ(DPI)の調整]で、文字のサイズを変更します。
規定のスケール(左)と大きなスケール(右)では、ウィンドウのタイトルやホームページの文章など、すべての文字の大きさが変わっています。
Windows Vistaには、視聴覚などに障害を持つ方をサポートするための機能が充実しています。コントロールパネルから[コンピュータの簡単操作]を選択し、[設定の提案の表示]をクリックすると、視力の弱い方や聴力が弱い方、操作が困難な方のためのサポート機能を自動的に提案してくれます。
「コンピュータの簡単操作」機能のひとつ「拡大鏡」。マウスポインタ周辺の画面を拡大表示してくれます。設定ウィンドウの[×]をクリックすると、拡大鏡が閉じて終了します。
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