掲載日:2009年2月18日
コンピュータウイルスやフィッシング詐欺、不正アクセスなど、パソコンは日々さまざまな危険にさらされています。そのため、Windows Vistaにはさまざまなセキュリティ対策機能が装備されました。今回は、それらの機能についてその目的や使い方について紹介します。
Windows Vistaのセキュリティの核になるのがWindowsセキュリティセンターです。Windowsセキュリティセンターは、ファイアウォールの設定、Windowsの自動更新、マルウェア対策、インターネットセキュリティやユーザーアカウント制御の設定などを一括管理します。
ウイルス対策ソフトの期限が切れているなど、セキュリティ対策で問題が検出されると、タスクバーにWindowsセキュリティセンターのアイコンが表示されます。その通知アイコンをダブルクリックすると、Windowsセキュリティセンターの画面が開き、問題を解決するための方法を知ることができます。
セキュリティ対策で問題が検出されると、タスクバーにWindowsセキュリティセンターのアイコンが表示されます。
Windowsは、コンピュータウイルスやスパイウェア、不正アクセスなどが狙うセキュリティホールの修正や、パフォーマンス向上のため、使用しているパソコン用の更新プログラムを定期的にチェックして、自動的にインストールできるようになっています。その際に使用されるのがWindows Updateです。
Windowsが最新の状態か確認するには、Windowsセキュリティセンターの左上にある「Windows Update」をクリックするか、コントロールパネルから直接Windows Updateをクリックして起動します。更新プログラムがみつかった場合は、「更新プログラムのインストール」をクリックします。
Windows Updateによる自動更新を有効にすることで、更新プログラムをマイクロソフトが提供した際に自動的にインストールでき、Windowsのセキュリティやパフォーマンスを常に最新の状態に保つことができます。自動更新を利用すれば、更新プログラムを自分で確認してインストールする必要がなくなるだけでなく、重要な更新プログラムをインストールし忘れるのを防ぐことができます。