掲載日:2009年5月20日
この春、マイクロソフトよりInternet Explorerの最新版「Internet Explorer 8」の配布が開始されました。現在、Windows XPやWindows Vistaを利用している方は、マイクロソフトのダウンロードセンターから任意にInternet Explorer 8をダウンロードしてインストールすることができます。また、Internet Explorer 8をインストールしていない方を対象に、Windowsの自動更新機能を利用した自動更新も開始されています。今回は、Internet Explorer 8の新機能や使い方などを中心に紹介します。
[ご注意]
Internet Explorer 8 に対応していないホームページやアプリケーションでは、表示が崩れたり、一部機能が動作しない場合があります。Internet Explorer 8にアップデートされる前に「Internet Explorer 8 適用による動作不具合情報」をご確認ください。
Internet Explorer 8は、操作性を向上する便利な新機能を備え、知りたい情報を素早く手に入れることができます。さらに、Internet Explorer 7と比べ、表示が高速化されたことにより、快適にホームページを閲覧できるようになりました。Internet Explorer 8の新機能について、まずは簡単にチェックしておきましょう。
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ホームページで気になった文字を選択してワンクリックするだけで、選択した文字を元に検索したり、地図を表示したり、翻訳結果をすぐに確認できます。
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ホームページの気になる情報だけを切り取って、Internet Explore 8の「お気に入り」バーに登録できる機能です。「お気に入り」バーからワンクリックで最新情報を見ることができます。
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新たに採用されたSmartScreenフィルターにより、詐欺サイトや悪意のあるサイトから利用者を保護することで、より安心してホームページを閲覧できます。また、プライバシーの強化により、パソコンに履歴を残さずにホームページを閲覧できるようになりました。
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Internet Explorer 8に機能を追加して自分好みにカスタマイズできるアドオン機能が追加されました。アクセラレータやWebスライス、検索プロバイダなどを自由に追加できます。
Windowsの自動更新機能によるInternet Explorer 8の自動更新の通知とインストールは、管理者アカウントでログオンしている場合にのみ行われます。管理者アカウントでログオンしていない場合は通知とインストールは行われません。
マイクロソフトよりInternet Explorer 8の自動更新による配布が開始されると、管理者アカウントのユーザーがログオンしたときに自動更新の通知バルーンが表示されます。このバルーンをクリックすると、Internet Explorer 8の機能説明の後に「インストールする」「インストールしない」「後で通知する」の3つのインストールオプションを選択できます。
- インストールする
- 「インストールする」を選択した場合は、Internet Explorer 8のインストールが開始されます。以前のInternet Explorerでユーザーが設定したホームページやお気に入り、検索設定、互換性のあるツールバーなどはそのまま引き継がれます。インストール後にInternet Explorer 8を起動すると、「Internet Explorer 8 セットアップ」画面が表示されます。また、Internet Explorer 8がインストールされても、既定ブラウザの選択は変更されません。
- インストールしない
- 「インストールしない」を選択した場合は、Internet Explorer 8のインストールは実行されません。「インストールしない」を選択した後でも、管理者アカウントではWindows Updateサイトなどからオプションの更新プログラムを利用することで、いつでもInternet Explorer 8をインストールすることができます。また、ダウンロードセンターから手動でInternet Explorer 8をインストールすることも可能です。
- 後で通知する
- 「後で通知する」を選択した場合には、いったんインストール作業は中断されます。その後ユーザーの自動更新の設定に応じて、再びInternet Explorer 8への更新通知が表示されます。
Internet Explorer 8をインストールすると、パソコンにインストールされているInternet Explorer 6またはInternet Explorer 7は上書きされます。Internet Explorer 8に自動更新したものの、以前使っていたバージョンに戻したい場合には、Internet Explorer 8をアンインストールして、以前のバージョンに戻すことが可能です。
Windows XPではコントロールパネルの「アプリケーションの追加と削除」から、Windows Vistaではコントロールパネルの「プログラムと機能」の「インストールされた更新プログラムを表示」でアンインストールを行えます。
Internet Explorer 8をインストールした後アンインストールすると、再度Internet Explorer 8の自動更新通知が表示される場合があります。そのときは、通知画面で「インストールしない」を選択すれば再通知は行われなくなります。