この前、友達から「メールのウイルスチェックしてる?」と唐突に聞かれて、困ってしまったんです。メールに添付されてウイルスが送られてくることが多いから、メールを1件受信するごとにウイルスチェックをしないと危険だそうですね。でも、実はメールのウイルスチェックなんて、したことがありません。本当に、メールを1件受信するごとにウイルスチェックをしないといけないのでしょうか?
本当だよ。メールを受信するたびにウイルス対策ソフトを起動してチェックするべきだ
本当よ。ただ、自分でしなくてもウイルス対策ソフトが自動的にチェックしてくれるのよ
間違いだよ。送信する人がチェックするから受信するときはチェックしなくてもいいんだよ
安全のためには、メールを受信するとき1件ごとにウイルスチェックをするべき、というのは本当です。とはいえ、手動でのチェックは必要ありません。主要なウイルス対策ソフトをインストールして通常の設定で利用していれば、メールを1件受信するごとに、自動的にウイルスチェックを行います。ですから、これまで意識していなくても、ウイルス対策ソフトが自動的にチェックしてくれていたかもしれません。
ウイルスがパソコンに侵入する経路としては、メールの添付ファイルとして送られてくる、というケースが最も多くなっています。だから、受信メールのウイルスチェックは非常に重要なことです。1件受信するごとにウイルスチェックをしないと危険、というのは間違いではありません。
とはいえ、手動で1件ごとにウイルスチェックをするのは大変です。そこでウイルス対策ソフトが、メールを受信したときに自動的にチェックを行い、パソコンの安全を保ってくれます。
また、このときには同時にウイルス以外にも一般的な迷惑メール(有害サイトへアクセスさせようと、海外からの有料サイトへの勧誘メールなど)を判別したり、フィッシング詐欺のメールを見つけたりなど、さまざまな悪意のあるメールから、パソコンと私たちユーザーを守ってくれています。
設定メニューの[電子メールとメッセンジャー]から[設定]をクリックすると、送信・受信メールのリアルタイムウイルススキャン(送信する直前、受信した直後のウイルスチェック)を行うかどうか設定できます。初期状態では両方とも有効になっています(Norton Internet Security 2007の画面です)。
私たちにウイルスメールが送られてくる原因には、2通りが考えられます。ひとつは、明確に悪意を持った相手がウイルスメールを送ってくる場合です。そしてもうひとつ、自分のパソコンがウイルスに感染してしまっていることに気づいていない人が、うっかり友達や仕事の関係者に送ってしまう場合もあります。
こうした両方のケースがあるため、すべての受信メールのウイルスチェックは欠かせません。同時に、自分が後者のような理由でウイルスメールの送信者になってしまわないよう、受信メールだけでなく送信メールのチェックも行いましょう。主要なウイルス対策ソフトはメールを送信するときにもチェックを行う機能を持っていて、自分がウイルスメールの送信者になってしまわないように、監視してくれます。
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Q&A 電子メールや添付ファイルを介したウイルス感染を防ぐ方法を教えてください。Outlook Expressを使ってメールからのウイルスを防ぐ方法について、詳しく解説します。
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